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4-1-4-1は守備的か?

日本代表の岡田監督が4-1-4-1のシステムを試すらしい。アンカーの位置には浦和レッズの阿部を起用する。メディアではこれを守備的な布陣だとしている。そもそもボランチが長谷部と遠藤だったから守備的になったと思われるのは当り前である。しかしサッカーの場合そう単純ではない。


なぜならアンカーの阿部がいることにより、今まで以上に遠藤と長谷部が攻撃に関わることができるようになるからである。今まではダブルボランチだったため、長谷部と遠藤のどちらかが上がってどちらかが下がるという役割を果たしていた。しかしアンカーに阿部がいることにより、遠藤と長谷部はおもいっきり良く上がることができる。彼らは日本代表の中でもトップクラスのオフェンス力を持っているので、前線にFWを置くよりも攻撃力は上がる可能性がある。だから一概に4-1-4-1のシステムが守備的だとは言えない。


これは今年のアーセナルを見ればよくわかる。今年のアーセナルも4-1-4-1(4-3-3)のようなシステムを採用していた。アンカーの位置にはカメルーン代表のソングがいた。それにより今までボランチだったセスク・ファブレガスが自由に攻撃に参加することができるようになった。セスクが今年たくさんの得点を取ったのは、ポジションが一列前に上がったからである。そして結果的にアーセナルの攻撃力は爆発した。


システムを変更したからといってそれが守備的な布陣だとか攻撃的な布陣だとか言うことにはならない。むしろ誰がどのポジションになったのかのほうが重要である。この間違いはマスコミなどサッカーを中途半端に見ている人に限って起こりがちである。サッカーとはそんなに単純なスポーツではないのだ。

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勝利への執念

チャンピオンズリーグはモウリーニョ率いるインテルが優勝した。決勝戦をテレビで見たが、インテルは選手・監督・サポーター含めて、全員が本気で優勝を目指しているように感じた。試合内容はインテルが1点を取ってから守備に回り、カウンターを繰り返す形になったが、見ている方は本気のカテナチオを見た気がした。


「子供たちにもあれだけのメンタリティ、勝利への執念を身につけてほしい」と思う人は多いと思う。ではどのようにしたらあのような勝利への執念が身に着くのだろうか?


この答えは簡単である。それは毎回の練習でミニゲームをやり、勝利を意識させることである。


例えばシュート練習をやっていて勝利への執念が身につくだろうか?またコーンでのドリブル練習をやって勝利への執念が身につくだろうか?もちろんこれらの練習はシュートやドリブルの技術を上げるのに役立つかもしれない。しかしメンタルの部分には何の働きかけもない。


モウリーニョが実践している「戦術的ピリオダイゼーション理論」ではこのような練習を好まない。技術、体力、戦術、精神力などのすべての要素が練習に含まれている必要がある。よって一番大事な練習はゲーム、特にボールをたくさん触れるようなミニゲームなのである。


私は4対4などのミニゲームを毎回練習に取り入れている。そして必ず点数を数えさせ、結果を報告させるようにしている。そうすると子供たちもミニゲームで勝つために一生懸命練習してくれる。むしろ練習というより本番の試合のように集中してくれる。中には試合で勝つために指示の声やチームを盛り上げる声を出したり、事前にミーティングをするチームも出てくる。


このようなミニゲームを行えば、子供たちは自動的に勝利への執念を身につけてくれる。勝利への執念は試合前のミーティングでいくらコーチが話しても身につくものではない。毎日の練習で身につくものである。難しい言葉を使えば、毎日の練習で勝利への執念を無意識化させるのである。


これはとても簡単なことなのでぜひ試してほしい。

インテル優勝!

モウリーニョ率いるインテルミラノがコッパイタリア、セリエAの2冠を達成した。今度行われるチャンピオンズリーグで勝てば、3冠を達成する。


正直言ってモウリーニョがここまですごいとは思っていなかった。しかも終盤戦になって「もう1試合も落とせない」というときの強さは素晴らしかった。1点差でギリギリの試合が何度もあった。


去年のインテルから変わったことは大きく分けて2つある。


1.パスワーク主体になったこと
2.システムが4-2-3-1を使い始めたこと


まず1.についてだが、去年のインテルはイブラヒモビッチがいたため、彼にロングボールを当てて、そこから攻撃を組み立てることが多かった。これは前監督マンチーニのときと同じだったため、モウリーニョに対する批判もかなりあった。しかし今年はイブラヒモビッチがいなくなり、ミリト、エトー、パンデフなどドリブルがうまい選手が入ったためパスワークが主体となった。しかも前線からプレッシャーをかけてボールを奪ってからのパスワークの速さは凄かった。


そして2.についてだが、私はモウリーニョはダブルボランチが嫌いだと思っていた。元に以前までは4-3-3、4-3-1-2、4-3-2-1などワンボランチ(場合によっては3ボランチ)のシステムを採用していることが多かった。しかし今年の終盤は4-2-3-1というダブルボランチのシステムを採用することが多くなった。おそらく3トップ+スナイデルという形にしたかったのだろう。モウリーニョの良いところはこのような柔軟性があるところである。


今年はあともう1つモウリーニョの凄さを感じだ部分がある。それはマリオ・バロテッリの扱い方である。バロテッリは以前からサッカーに対する態度が悪いといわれていた。特に試合中に守備をしないため、モウリーニョからはたびたび干されることが多かった。しかし今年の終盤はレギュラーとして出場し、活躍することが多くなった。モウリーニョは選手に罰を与えることが多い監督である。しかし罰を与えた後は必ずチャンスを与えている。バロテッリはこのチャンスをものにしたのである。


モウリーニョは今年でインテルを去るという噂がある。以前からプレミア、セリエA、スペインリーグで優勝したいと語っていたため、今度はスペインリーグに行きそうである。おそらくスペインリーグでも確実に優勝をするだろう。改めてモウリーニョの凄さを感じた1週間だった。

子供の褒め方

あなたは子供を褒めるときに何か工夫をしているだろうか?


もしかしたら子供を褒めることはほとんどないという人もいるかもしれない。また子供を褒めるときはその時の自分の気分によるという人もいるかもしれない。


子供を褒めるということは意外と難しいことである。なぜなら人間は他人の欠点、ミスなどによく気が付いてしまうからである。よって無意識のうちに子供たちを注意したり、叱ったりすることが多くなってしまう。これは私自身もコーチをやり始めた時に感じたことである。私は普段ほとんど怒らないが、コーチをやり始めたころは怒る回数が多かった。


しかしそれでは子供たちのモチベーションが下がってしまう。子供たちは他人から褒められること、承認されることを望んでいる。特にサッカーのコーチから褒められることは、親や先生から褒められることとは違った喜びがある。


ではどのように子供たちを褒めたらよいのだろうか?『ドラゴン桜9巻』には次のように書かれている。


ホメ方テクニック十カ条

1.具体的に褒める
2.抽象的に褒める
3.すぐ褒める
4.「これは」と思うことを、いつまでもしみじみと褒める
5.理由をつけて褒める
6.理由なしで褒める
7.褒め言葉のバリエーションを増やす
8.感謝の言葉も褒め言葉である
9.第三者も褒めていたと伝える
10.その子の思い入れの大きいことを褒める


私が褒めるときに工夫していることは、「みんなの前で褒める」ということである。ミーティングの時に一人の子の名前を挙げて、その子を具体的に褒める。そうするとその子は少し照れくさそうにするが、その後の練習のモチベーションはものすごく上がる。


また試合が終わった後には、一人ひとりフィードバックを行っている。このときには試合で出来たこと、出来なかったことを具体的に言うようにしている。なかなか全体のミーティングでは集中してくれない子も、このようにすれば話を聞いてくれる。


あとはサッカーのことだけではなく、日常生活のことでも褒めることも大切である。サッカーのことだけで褒めていると、子供たちに「このコーチはサッカーの時だけ意図的に褒めているな」ということがバレてしまう。それがバレないようにするためには、普段から子供たちを褒めておくことが大切である。


褒めるという行為は子供たちを成長させるために不可欠である。算数の成績も、1.叱る、2.褒める、3.何もしない、の中では2.褒めるという行為が一番成績が上がりやすい。また子供たちを褒めることで、子供たちに自分の話を聞いてもらいやすくなる。なぜなら人間は好きな人の話はよく聞くからである。ぜひ上手い褒め方を身につけてほしい。そうすれば自然と子供たちから信頼されるはずである。


サッカークリニック6月号




サッカークリニック6月号を読んだ。以下にその内容をまとめてみる。


・ユース世代ではゴール前のチャンスを逃した選手に厳しく言う
・ジュニアユース以下は言い方を考える必要がある


・練習が始まってから終わるまでは「真剣にやる」ことを意識させる
・攻撃・守備の優先順位はあくまでもセオリー(絶対的なものではない)
・守備の人数を減らしてボール回しをさせることは、試合に生きるのだろうか?
(7対3のような状況が試合中に起こるのか)


・相手にプレッシャーがかかっているかどうかが重要
(プレッシャーをかけているからOKというわけではな)
・試合の立ち上がりはどんどん裏のスペースを狙う
(そうすると中盤のスペースが開いてくる)
・ゴール前にクロスが入るときには4人以上入り込む
(遅れたとしてもセカンドボールがくるはず)


・守備から攻撃への切り替え
1.考える
2.ゴールに向かってボールを動かす
3.クサビを入れる
4.前に向かって進む


・基本は縦パス(1本目が横パスになっても2本目は必ず縦パス)
・トレーニングはやさしいものから難しいものへ
・DFは片手でフォワードに触れ、位置を確認し、ボールに集中
・スペインでは守備のプレスが早いため、攻撃はすぐにボールを離す
・スペインでは狭いグリッドで8対8などが行われる




私が気になったのは

・守備の人数を減らしてボール回しをさせることは、試合に生きるのだろうか?
(7対3のような状況が試合中に起こるのか)

という部分である。私はウォーミングアップ後にすぐこのような練習を行っている。理由は2つある。


1.まだ身体が温まっていないため、激しいプレーはできない
2.実践の中でボールをまわすことに慣れて欲しい
3.数的同数ではプレッシャーがきつすぎる


確かに7対3のような状況は試合中には起こりにくい。また全くフリーの状態でボールを回すことは意味がないと思う。しかし小学生のトレーニングにおいては、数的同数にするとプレッシャーがきつすぎて、なかなかボールが回らない。だからボールが回りやすいように守備の人数を少なくしていた。


あなたはこれについてどのように思うだろうか?
何か意見があったらコメントして欲しい。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

ワールドカップメンバー発表

南アフリカワールドカップのメンバーが発表された。


◇GK 楢崎正剛(名古屋) 4回目
◇GK 川島永嗣(川崎) 初
◇GK 川口能活(磐田) 4回目
◇DF 中沢佑二(横浜M) 2回目
◇DF 田中マルクス闘莉王(名古屋) 初
◇DF 駒野友一(磐田) 2回目
◇DF 内田篤人(鹿島) 初
◇DF 長友佑都(F東京) 初
◇DF 今野泰幸(F東京) 初
◇DF 岩政大樹(鹿島) 初
◇MF 中村俊輔(横浜M) 2回目
◇MF 稲本潤一(川崎) 3回目
◇MF 遠藤保仁(G大阪) 2回目
◇MF 中村憲剛(川崎) 初
◇MF 本田圭佑(CSKAモスクワ) 初
◇MF 長谷部誠(ウォルフスブルク) 初
◇MF 松井大輔(グルノーブル) 初
◇MF 阿部勇樹(浦和) 初
◇FW 岡崎慎司(清水) 初
◇FW 玉田圭司(名古屋) 2回目
◇FW 大久保嘉人(神戸) 初
◇FW 森本貴幸(カターニア) 初 
◇FW 矢野貴章(新潟) 初


驚いたのは川口ぐらいだろうか。後は順当な結果だと思う。佐藤寿人や前田ではなく矢野だったのは、おそらく終盤のパワープレーのためだろう。ただカメルーンやデンマーク、オランダに通用するとは思えないが。


おそらく今更チームのコンセプトや中心選手、戦術を変更することはないと思う。今まで通り前線からのプレッシング、攻守の切り替えの速さ、運動量の多さなどで勝負することになるだろう。これは日本代表が勝つためには絶対に必要なことであるから、岡田監督の考えは間違いではないと思う。


後はけが人が出ないことを祈るしかない。例えばセンターバックの中沢、闘莉王には替えがいない。岩政が候補になるだろうが、日本代表でのキャリアは少ない。もっと前から試すチャンスはあったと思うのだが。


またワールドカップでは劣勢になる可能性が高いため、ボランチが遠藤、長谷部で良いのかという疑問も残る。現代サッカーではこのような場合、アンカー的な要素を持った選手をボランチに置くのが一般的である。この中では今野、阿部、稲本あたりだろうか。


後は本田をどこで使うかだろう。私はFW(ワントップ)で使うというのもありだと思う。本田は守備をするよりか攻撃に専念してもらったほうがよい。岡崎、玉田あたりが守備で頑張って、俊輔がチャンスメークをし、最後は本田が決めるという姿を見てみたい。


スーパーサブは森本になるだろう。流れを変えられる力、雰囲気を持った選手は森本しかいない。しかも途中出場でもスタメンの時と同じようなパフォーマンスが出せるのが森本の良いところである。Jリーグ初ゴールも代表初ゴールも途中出場からだった気がする。私は彼に大きな期待を寄せている。


いずれにせよメンバーが発表されてワールドカップに対するモチベーションが上がってきた。子供たちにもワールドカップは是非見てもらいたい。やはり世界レベルのプレーを見ることが一番勉強になるからだ。


アンチェロッティの戦術ノート




今年のプレミアリーグもあと最終節を残すのみ。4連覇を目指すマンチェスターユナイテッドか、それとも3シーズンぶりにチェルシーが王座を奪還するか。


この本は現チェルシー監督のカルロ・アンチェロッティが書き下ろした本である。しかもワールドサッカーダイジェストで書かれていたことをまとめた本なので、日本語版がオリジナルである。


アンチェロッティについてはACミランの印象しかない。ミランでは8年間もの指揮を執り、数々のタイトルを獲得している。特にベテラン選手を使うのが上手く、メンバーから不満が聞こえることはない。現在もドログバやバラックなどワガママな選手からの不満が全く聞こえない。


アンチェロッティの使うシステムといえば4-3-1-2、もしくは4-3-2-1が有名である。特に4-3-2-1はクリスマツツリー型といわれ、アンチェロッティのほかに使っている監督はほとんどいない。このシステムはトップ下の選手が2人以上いる場合(ミランではカカ、ルイコスタ、セードルフ、ロナウジーニョ、パトなど)に効果的である。また3ボランチの真ん中にピルロを持ってきたのはアンチェロッティの感性によるものだろう。


この本はそのアンチェロッティが自身のサッカー観を書き下ろした本である。ただ読んでみるとそれほど新しいことを言っているわけではない。トレーニングや采配、ポジション観などは私が今まで知っていた知識とほぼ変わらない。ではアンチェロッティはなぜここまで優秀な監督になれたのだろうか?


おそらくその秘密はこの文章に隠されている。


「プレシーズンキャンプの戦術トレーニングは、まずミーティングから始まる。ホワイトボードを使って基本的なシステムや共通の約束事をチームに説明し、それについて意見を交わすわけだ。自分の構想を一方的に選手に押し付けるのは、私のやり方ではない。私は、監督の中でも選手との対話に長い時間を割くほうだと思う。チーム全体とのミーティングだけではなく、ひとりひとりの選手ともよく話をする。ひとつのチームを作り上げていくためには、対話を通じて、選手たちが私の提案するプロジェクトを納得して受け入れることが必要だと考えているからだ」(p220)


アンチェロッティはそこまでカリスマ性がある監督ではない。インテルのモウリーニョ、アーセナルのベンゲルなどと比べるとタレント性、カリスマ性に欠ける。しかしなんとなく信頼感がある。そして選手からも信頼されているという話を良く聞く。これはおそらく選手との対話を重視しているからであろう。


戦術というものは、多くの場合監督が指示するものである。しかしアンチェロッティは戦術も選手と一緒に作り上げていく(大枠は決めてあると思うが)。特にミランやチェルシーには優秀な選手が多いため、選手の意見を聞くことはとても有益である。アンチェロッティがハイクラスのチームで信頼を得られ、結果を出せるのはこのようなことがあるからだろう。


おそらくアンチェロッティはプレミアリーグを制覇するつもりでいる。だからこのタイミングでこの本を出したのだろう。さて結果はどうなるだろうか?


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

シュート練習

多くのチームではシュート練習を行っていると思う。特に小学生はシュートを打つことや、ゴールを決めることが好きなので、シュート練習はとても良い練習になる。


しかし多くのチームではシュート練習をフリーの状態で行っている。例えばボールをコーチにパスして、横や後ろに落としてもらってからのシュートや、コーチに裏へボールを出してもらってシュートなどである。これは確かにシュートの練習にはなる。しかしその状況が試合中に起こるかどうかはかなり怪しい。


なぜなら試合中には必ず敵(ディフェンス)がいるからである。特にシュートの場面では相手が強いプレッシャーをかけてくることになる。シュートを打つ人はその中で冷静かつ大胆にシュートを打たなければならない。では先ほどの練習がそれを満たしているだろうか?


私はシュート練習はすべて敵(ディフェンス)をつけて行っている。そうすることで試合中と同じような状況を作り出している。おもに行うのは以下の2つである。


1.GK、DF、FWの3人で行う。まずDFとFWがゴールの幅で立つ。DFがFWにパスをして始める。FWはすぐシュートを打つ。DFはFWにパスを出した瞬間にディフェンスに入る。最初のDFとFWの距離は、FWがトラップミスをしたらすぐ取れるような位置にしておく


2.GK、DF、FWの3人で行う。1.よりもゴールから遠い場所で行う。DFはFWに対して斜めにスルーパスを出す。FWはそのままスペースにトラップをしてシュートする。DFはFWにパスを出した瞬間にディフェンスをする。これもFWが少しでももたついたら追いつけるような距離にしておく。


まずFWの人はすぐに(ワントラップで)シュートを打つことを考える。しっかりとトラップができればすぐにシュートが打てる。しかし少しでもトラップをミスしたらディフェンスが追い付いてくることになる。その緊張感の中で練習をすることでトラップやシュートの技術を磨くことができる。


1.の場合は足元にトラップをしてすぐシュートを打てる体勢になることが重要である。しかし2.の場合はスペースにトラップすることが大切である。この微妙なトラップの違いもしっかりと説明する必要がある。


以下に図を書いておいたので参考にしてほしい。








Number「名将バイブル2010」




『Number名将バイブル2010』を読んだ。今回は世界のサッカー界で名将といわれている監督の特集である。特集されているのはオシム、カペッロ、ファーガソン、ベンゲル、モウリーニョ、グアルディオラ、ブラン、アンチェロッティなどで、あなたも一度は名前を聞いたことがあるのではないだろうか?


だが私がこの記事で一番興味を持ったのは、元ヴォルフスブルグ監督で、現在シャルケ04の監督をしているフェリックス・マガトの記事である。ヴォルフスブルグには日本代表の長谷部がいるので、マガトの名前を知っている人は多いかもしれない。ではマガトのトレーニングを知っている人はどれだけいるだろうか?


まずマガトのチームには2つのルールがある。


1.マガトに歯向かったら一生2軍でプレー
2.試合に負けたら、練習がハードになる


まさに日本の高校の部活のような指導である。しかも試合に負けても負けなくても練習はかなりハードである。シャルケ就任2日目のトレーニングは以下のようになっている。


・午前

スプリント・ハードルを使ったフィジカルメニュー(45分)
ボールを使った練習(45分)
旧スタジアムの階段(111段)の上がり下がり(30分)


・午後
ボールを使った練習(90分)


こんな練習は高校のときにやった気がする・・・と少し懐かしさ、そして恐怖を思い出したが、それをプロの選手がこなしている。まさに独裁×軍隊式トレーニングである。そしてそれが結果につながっていることがすごいことである。昨年はヴォルフスブルグを優勝に導いている。マガトは次のように言っている。


「プロのサッカー選手は、一般のビジネスマンの何倍もの年収を手にしている。だから、選手たちは24時間、全てをサッカーに捧げる義務があるんだ。プロは成功のために、多くのことを犠牲にしなければならない」


これはオシムもジェフ千葉のときに言っていたことである。確かにこのように言われると何の反論もできないが、私がこの練習メニューをこなすのは嫌だ(笑


マガトのトレーニングは「戦術的ピリオダイゼーション理論」的なトレーニングと正反対である。「戦術的ピリオダイゼーション理論」では特別なフィジカルトレーニングを行わない。またトレーニングも45分-15分休憩-45分といった試合と全く同じ時間になっている。そして選手の意見を引き出すことがトレーニングの目的でもある。


もちろんどちらのトレーニングが良いのかはわからない。ポストモダンの社会においては「戦術的ピリオダイゼーション理論」のほうが受け入れやすいと思うが、もしかしたらマガトのような独裁×軍隊式トレーニングのほうが良いのかもしれない。こんな「トレーニングは駄目だ!」と思う前にそれぞれのメリット・デメリットをしっかり考える必要がある。



テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

有言実行

モウリーニョ率いるインテルがチャンピオンズリーグで決勝に進んだ。準決勝ではあのバルセロナを倒したのだから、実力は本物だろう。


これでまたモウリーニョの株が上がったことになる。ポルトでUEFAカップ、チャンピオンズリーグ優勝、チェルシーでプレミアリーグ優勝、インテルでセリエA優勝など、ほぼすべてのクラブチームでタイトルを取っている。おそらく今後はスペインリーグでタイトルを取り、ワールドカップでタイトルを取ることを狙っているだろう。


しかしモウリーニョの凄いところは有言実行であるところである。モウリーニョは必ず言ったことを実行している。チェルシーに移籍したときには自らを「スペシャルワン」と言って、プレミアリーグ優勝を宣言した。そしてインテルに移籍したときには「私はスペシャルワンではない。スペシャルなのはこのクラブのほうだ」とジョークを言って優勝を宣言した。そしてそれらを有言実行した。


おそらくだが、これはモウリーニョの戦略である。モウリーニョは自ら目標を公言することによって、勝たざるを得ない状況を作り出している。目標を公言することで、それを聞いた選手たちは頑張らざるを得なくなる。またモウリーニョ自身も頑張ざるをえなくなる。つまり目標を公言することによって、選手と自分にプレッシャーをかけているのである。


これは心理学でいう「予言の自己実現性」である。実は自分が達成したい目標というものは、最初に公言してしまったほうが良い。多くの人が自分の目標を公言せずに、目標が達成されてから発表しようとするが、それでは自分にプレッシャーをかけることができない。目標は予言してこそ実現されるのである。


おそらく日本代表の岡田監督もこれを知っていたため、ベスト4という高い目標を公言したのだろう。そのせいで多くのマスコミにたたかれているが、それは自分自身、そして選手に緊張感を与えるためでもある。これが上手くいくのかいかないかはワールドカップ後にしか分からない。


しかしこの「予言の自己実現性」を必ず実現しているモウリーニョは、おそらく本当にすごいのである。

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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