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日本代表決勝トーナメント進出!

日本代表が決勝トーナメント進出を果たした。オランダ戦、デンマーク戦両方見たが、どちらの試合もそんなに悪い試合ではなかった。皆さんの中でもデンマーク戦は特に良い試合だったと思う人が多いのではないだろうか?


日本代表はワールドカップ直前に戦術を大きく変化させた。特にディフェンス面は、前線から激しくプレッシングをかける戦術から、一度リトリートして守備ブロックを作る戦術に変更した。これは日本代表にとって大きな分岐点になったと思う。ただおそらく岡田監督自身はこの変更に納得していないだろう。


なぜなら岡田監督自身が志向した前線からぷレッシングをかける戦術が全く世界に通用しなかったからである。世界と言うよりもアジアでもそこまで成果を出すことができなかった。そもそも前線からプレッシングをかける戦術は世界標準ではない。これはマスメディアでもちょくちょく言われていたことである。


しかし岡田監督がそのことを知らなかったかと言うとそういうわけではない。岡田監督自身は前線からプレッシングをかける戦術が世界標準でないことなどとっくに知っていたと思う。彼はそれにもかかわらずその戦術を選択したのである。これはいったいどういうことだろうか。


その理由ははアジアのレベルとワールドカップのレベルの差にある。日本代表はアジアではトップクラスの実力がある。しかしワールドカップに出るようなチームの中では最下位層にいる。このギャップはいつまでたっても埋まらない。


これにより日本代表はワールドカップ前に常に戦術の変更を余儀なくされる。アジア予選では相手が格下であるため、日本代表はポゼッションをした攻撃的なサッカーを行う。しかしワールドカップでは相手が格上であるため、日本代表はリトリートした守備的なサッカーを行う。よってアジア予選のときとワールドカップの時ではメンバーが大きく異なることも少なくない。


岡田監督はこれを良しとしなかった。よってアジア予選のときとワールドカップの時で、大きく戦術が変化しないような戦術を選んだのである。それがポゼッションを志向しつつも前線からプレッシングをかけるという戦術である。この戦術を用いれば、アジア予選で戦ったメンバーでそのままワールドカップを戦うことができる。そして大きな戦術変更をする必要もなくなる。


しかしそれは上手くいかなかった。結果的に日本代表はワールドカップ前に大きくメンバーを変更し、ディフェンシブな戦いをするしかなかった。結果的に勝ったことは確かだが、おそらくサッカーの質は前回から成長していない。これは誰も認めざるを得ないだろう。


しかし岡田監督の試みは尊敬に値する。彼はあえて失敗するかもしれない世界標準ではない戦術を用いてワールドカップを戦おうとした。これは日本代表を決勝トーナメントに進出させたという事実よりも、価値のあることだと個人的には思う。

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

本田圭佑のワントップ

日本代表がワールドカップの第1戦でカメルーンに勝利した。勝利の立役者としてワントップに起用された本田圭佑を上げる人は多いだろう。


本田圭佑をワントップに置くことは岡田監督にとって大きな賭けであった。なぜならそれまでは岡崎、森本、玉田など、もともとフォワードの選手をワントップに置いていたからである。しかし本田圭佑はもともとフォワードの選手ではない。トップ下、もしくはウイングの選手である。


しかし『4-2-3-1』著者の杉山氏が言うように、ワントップ本田圭佑という案は昔からあった。なぜなら一番フォワードに向いている性格、プレースタイルだからである。本田圭佑は日本には珍しく「俺が、俺が」という選手である。またプレースタイルもドリブルから強引にシュートまで持っていく力がある。つまりもともとのフォワードよりもフォワードらしかったのである。


実はこのようにもともとトップ下の選手をワントップに置くシステムは他にもあった。それがスパレッティが監督だった時のローマである。この時のワントップはローマの王子様トッティだった。この時のシステムは4-6-0(ゼロトップ)と言われ、イタリアでもかなり注目された。


この時のローマはまずトッティにボールを集める。トッティはボールキープ力も高く、パスも出せるのでそこからいろいろなボールが出てくる。そしてウイング、トップ下、センターハーフなどの選手が次々にトッティを追い越していく。そして最後にはトッティがゴールを決めるシーンもたびたびあった。


この姿は現在の日本代表とも重なる。まずは本田圭佑にボールを集め、そこでキープをしてもらう。そしてサイドの大久保、松井、2列目の遠藤、長谷部などがそこに絡んでいく。カメルーン戦の決勝ゴールも、本田がボールをキープし、それを遠藤に渡し、遠藤がサイドの松井に振って、そのセンタリングを本田圭佑が決めたものだった。まさに日本代表版ゼロトップが機能した姿だと言える。


しかしこのシステムの弱点は、ワントップの選手の能力がチームの攻撃力を決めてしまうことである。まずはワントップにボールが入るため、そこでボールをキープできなければ効果的な攻撃はできない。またもともとトップ下の選手が本当にポストプレーを出来るのかという疑問も残る。次回のオランダ戦では、正直言って本田圭佑がどれだけボールをキープできるかにかかっている。それが機能すれば日本代表にもチャンスがあるだろう。

サッカークリニック7月号





「サッカークリニック7月号」を読んだ。今回の特集は「シュート技術を身につけよう」ということらしい。確かに日本人はシュートがへたくそだと言われている。しかし私自身はそう思わない。日本人は決定力不足ではなくチャンス不足である。それを監督が勝手にFWに責任転化しているだけな気がする。チャンス不足は監督の責任なのに。


とは言いつつもシュートが上手くなることに越したことはない。今回の内容を以下にまとめてみる。




・精神的な面でいえば、「小さな神童」などというものは存在しない。そういう選手にも練習をつませなければならない。特別扱いをしたり、他の選手と隔てて扱ったりすべきではない。

・1対1のディフェンスの時にはゼロポジション(重心が身体の軸を貫くように)に姿勢を置く。「腰を落としてボールを良く見ろ!」というと、前かがみになって姿勢が低くなってしまうので注意。

・正確なシュートには3つのポイントがある。
1.ボディーバランス
2.ボールコントロール
3.ファーストタッチ

・練習は試合と同じ条件にすることが理想。90分の練習時間なら水分補給の際もジョギング。

・スペインではゴールを使ったトレーニングが多い→シュートが上手くなる。

・オランダでは5歳でも4対4を取り入れる。ゲームに近いシチュエーションにしなければ、良いテクニックは身に付かない。だから1対1、2対2、4対4、7対7などという対人練習になる。

・3対1、4対2のパス回しでも相手の動きを見てトラップの位置を変えれば、ファーストタッチの練習になる。

・厳しい競争を勝ち抜くためにはただ速い、上手いだけでは駄目。人間としての謙虚さ、仲間から認められる要素を持っていなければならない。

・サッカーは頭から始まり、足で終わる。決して足から始まり、頭で終わるものではない。

・あえてシステムを変更することにより、線湯の理解力と対応力を磨く。同じシステムでいつもプレーしていれば、選手の動き方が固定化してしまう。





この中で私が気になったのは、90分の練習では水分補給の際もジョギングという話である。実はこの話は元日本代表呂比須ワグナーの記事の中にあった話である。彼は今ブラジルの「パウリスタFC」で監督をやっている。


これはおそらく練習を試合と全く同じ状況に設定するためである。これは元インテル監督のモウリーニョも行っていた。モウリーニョは練習時間を45分-15分休憩-45分という風に全く試合と同じ状況で行っている。そしてそのために、練習時間の合間に全く休む機会を与えない。なぜなら試合中に休む時間なんてないからである。


おそらくこれからのトレーニングはこのような形がスタンダードになるだろう。「試合は練習のように、練習は試合のように」とはよく言われたものだが、個々人の意識だけではそれを達成することはできない。いかににそのような環境をコーチが作り上げるかが大事である。まさに現代思想でいう規律社会から管理社会への移行だと思う。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

アンカーというポジション

現代サッカーではアンカーというポジションがとても重要視されている。アンカーとは船の碇という意味だが、サッカーの場合は中盤の真ん中で相手の攻撃の芽を摘む役割を果たすポジションである。4-3-1-2や4-3-3では3の真ん中のポジションになる。


アンカーというポジションは最近出てきた言葉である。おそらく最初にアンカーというポジションを確立したのはバルセロナのマルケス、Y・トゥーレ、チェルシーのマケレレあたりだと思う。3人ともボールをつなぐことも上手いが、ボールを奪うことのほうが得意な選手である。センターバックでもやっていけそうな選手がアンカーをやることが多い。


日本の中では岡田監督がマリノスを率いていた時の那須がアンカーの役割を果たしていた。最近では阿部を日本代表でアンカーとして使ったのが功を奏した。


現代ではアンカーのポジションに守備的な選手を置くことが多い。しかし以前まではパスをしっかり回せる選手をボランチに置くことが多かった(現在は中盤の守備的な選手をアンカー、ボールを回す選手をレジスタと呼んだりする)。代表的な選手とすれば、グラルディオラ、レドンド、ピルロ、シャビアロンソ、などがいるだろう。これらの選手は中盤のポゼッションの時に欠かせない選手であった。


しかしこれらの選手の弱点は守備ができないところである。アンカーは中盤の真ん中にいることが多いが、相手のカウンター時に相手を遅らせる役割を果たす。しかしこれらの選手では守備能力が低いため、その役割を果たすことが難しい。だから相手のカウンター対策のために守備ができる選手をアンカーに置いているのだろう(これは現在の得点の約3割がカウンターから生まれているということに対する対策である)。


そのため中盤でパスを回す選手はポジションが1列前に置かれることになった。つまりセンターハーフの役割に変わったのである。これは現在のセスク、シャビ、遠藤などを想像すればよいだろう。そして中盤からのビルドアップはセンターバックの選手が行うことになった。これはファーディナンド、フェルメーレンなどを想像すればよい。つまりパスを回す役割を、ボランチ一人から、センターバック、アンカー、センターハーフの3人で分業したのである。


日本ではアンカーの役割を果たせる選手がまだいない。特にヘディングが弱い選手が多い。これからはアンカー的な選手を育成することがカギになるだろう。

1対1のボールキープ

日本の選手は1対1が弱いといわれている。確かに日本代表VSイングランド代表の試合ではそれが顕著であった。しかし1対1が弱いからといってチームが弱いというわけではない。1対1が弱ければチーム戦術や組織プレーで対抗すればよいからである。


とはいってもやはり1対1が強いに越したことはない。チーム戦術や組織プレーで何とかなるのは中盤までである。最後のゴール前でのプレーは1対1の強さがカギになる。それが今日本代表の抱えている課題だろう。


では小学生を指導する場合、どのようなトレーニングを行えばよいだろうか?1対1にもいろいろな場面があるが、ここでは1対1でのボールキープのトレーニングを紹介する。


まずマーカーで両側にゴールを2つ作る。そしてその間にオフェンス(OF)とディフェンス(DF)が1人ずつ入る。コーチは外からオフェンスに対してボールを出す。そこから1対1が始まるが、オフェンス(OF)はどちらのゴールでもよいのでドリブルで通過したら勝ちである。ディフェンス(DF)はボールを取ってコーチにパスを出したら勝ちである。よってオフェンス(OF)がボールを取られてもすぐにディフェンスに入らなければならない。以下の図を参考にしてほしい。





ここで重要なポイントは以下のようになっている。


・オフェンス(OF)

1.相手の死角でボールをもらう
2.ボールをもらうときのスピードの変化
3.ボールをキープするときには半身の体勢
4.ボールを取られたらすぐ攻守の切り替え


・ディフェンス(DF)

1.相手に裏を取られない
2.ボールを持った相手を前に向かせない
3.後ろから激しく当たる
4.ボールを取ってからのパス


この練習は1対1でのボールキープの練習だが、一番相手との駆け引きが要求される。オフェンス(OF)ではボールをもらうときにいかに頭を使って相手の裏を取れるかが重要である。そしてその駆け引きの感覚はコーンを使ったドリブル練習では身に付かない。ディフェンス(DF)という相手がいてこそ身につくものである。また攻守の切り替えも含まれているので、ボールを取られてからの素早い守備も身につく。


またこのトレーニングの一番良いところは子供たちが楽しんでやってくれることである。子供たちはこのような駆け引きがあるトレーニングを好む傾向にある。そういう面でも大人よりも子供たちに最適なトレーニングだと思う。



Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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