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フリーマンは誰がやるべきなのか?

ポゼッションのトレーニングをするときにフリーマンを入れる場合がある。例えば「6対6+フリーマン」のポゼッションでは1人フリーマンが入る。また「4対4+2フリーマン」のようにフリーマンを2人入れる場合もある。フリーマンは必ずボールを持っているチームの味方である。


ではこのフリーマンは誰がやるべきなのだろうか?


もちろん小学生のトレーニングの場合はコーチが入ることが多い。そうしないとなかなかボールが回らないからである。小学生にフリーマンをやらせてもポジション取りが悪く、あまり上手くボールが回らない。とはいっても小学5,6年生ぐらいになると、フリーマンをやることのできる子供も出てくる。


ではプロの場合は誰がフリーマンをやっているのだろうか?実はプロの場合はゴールキーパーもしくはセンターバックがフリーマンをやることが多い。もちろんこの方針はチームによって違うだろうが、マンチェスターユナイテッドの場合はゴールキーパーもしくはセンターバックが行っている。またモウリーニョのDVDでもフリーマンはゴールキーパーが行っていた。いったいこれはなぜだろうか?


なぜなら現代のサッカーではフリーでボールを持てるポジションがこの2つのポジションしかないからである。フォワードやトップ下、ボランチなどは必ず相手にマークされるポジションである。現代ではサイドバックさえ相手のウイングによってマークされる。よって完全に相手のマークからフリーになれるポジションはゴールキーパー、センターバックしかない。


よって普段のトレーニングでもそれと同じ状況を作る必要がある。フリーマンは基本的に誰からもプレッシャーを受けないため、それに即したポジションの選手がやる必要がある。フォワードやトップ下の選手がフリーマンをやっても、それは試合に生かされることはない。なぜなら試合中にフリーでボールを持つことはほとんどないからである。逆に試合中フリーでボールを持てる選手がフリーマンをやることにより、その選手は試合と同じ状況でトレーニングをすることができる。


「戦術的ピリオダイゼーション理論」ではこのようなことも考えながらトレーニングを作成する。あくまでも試合と同じ状況をトレーニングの中に作ることを優先するのである。このようにフリーマンをゴールキーパー、センターバックが行うということもその中の1つである。

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

「6対6+フリーマンのボールキープ」

私のチームでは「6対6+フリーマンのボールキープ」のトレーニングを毎回行っている。このトレーニングは6人ずつのチームに分けて、2チームでボールキープの争いをするものである。そしてその中に一人フリーマンを入れて、ボールキープしているほうの味方になる。ゲーム形式にしたければ5本パスが回ったら1点という風にすればよい。


なぜ毎回この「6対6+フリーマンのボールキープ」のトレーニングを行っているかと言うと、私のチームでは以下のようなコンセプトがあるからである。


・オフェンス
→グラウンドを広く使う

・ディフェンス
→グラウンドを狭くする

・攻守の切り替えが一番重要


「6対6+フリーマンのボールキープ」のトレーニングの場合、オフェンスには常にスペースに広がってボールをキープしろとコーチングしている。つまり使っているグリッドをできるだけ広く使ってボールキープすることを目指しているのである。逆にディフェンス側には常にプレッシングをかけるようにコーチングしている。そして重要なのは、プレスをかけるときには6人全員がボールがあるほうに寄り、プレッシングするスペースを狭くするということである。この両方を図に描くと以下のようになる。





この場合○がオフェンスで、△がディフェンスである。○はグラウンドを広く使っている。それに対して△はグランドを狭くしてプレッシャーをかけている。おそらくオフェンスがグラウンドを広く使う理由はわかるだろう。グラウンドを広く使うことによってボールが回りやすくなる。そしてディフェンスを走らせることができる。バルセロナのボールキープを想像してもらえれば話は早い。


ではなぜディフェンスはグラウンドを狭くしてプレッシャーをかけるのだろうか?しかもこの場合逆サイドにボールが送られたらまずいのではないかと言う疑問もあると思う。しかしその心配は無用である。なぜなら小学生の場合、そこまで遠くにボールが飛ばないからである。そしてボールを持っている選手に激しいプレッシャーをかけることができれば、ロングキックをすることができない。そして仕方なく短いパスを送ったときに、周りのディフェンス全員でボールを取りに行く。これは試合中も同じである。ボールが逆サイドにある場合、ゴールと反対側のサイドバック、サイドハーフは真ん中あたりまで中に絞る。これも逆サイドまではボールが飛んでこないことを前提にしたディフェンスである。


そしてこのトレーニングで一番重要なのは、攻守の切り替えの早さである。例えばボールをキープしている方がボールをとられた場合、すぐに全員がグラウンドを狭くしてディフェンスをする必要がある。逆にボールを取ったほうがすぐに広がってグラウンドを広く使う必要がある。つまりポジションがすぐに逆になるのである。この速さが攻守の切り替えの早さにつながる。


ちなみにフリーマンを入れているのは数的同数だと小学生の場合ボールがなかなかつながらないからである。フリーマンはコーチでも良いし、子供たちでも良い。できるだけ真ん中でボールを受けるように意識することが必要である。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

岡田監督信念のリーダーシップ




日本代表をワールドカップベスト16へ導いた名将「岡田監督」について書かれた本。とはいってもマスコミの変わりようはひどいものである。ワールドカップ前は日本代表の監督を変えろ変えろとうるさかったが、最近は岡田監督を持ち上げる記事が多くなっている。とはいっても私も日本代表がベスト16まで進むとは思っていなかったが。


この本は岡田監督がどのようにチーム作りをしているのか、どのように選手と接しているのかが書かれた本である。スポーツ心理学の先生が書いているものなので、岡田監督自身が書いているわけではない。しかしスポーツのコーチをしている人、会社の上司、学校や塾の先生など幅広い人に役立つ内容となっている。


私が一番岡田監督の言葉で印象に残ったのは次の言葉である。


「横着せずに『コーンの外側を回るような空気を作る』という小さなことから積み重ねることで、チーム内のモラルが出来上がる。そうやって小さなことを一つ一つきちんとやる雰囲気を作ったことが、今のマリノスの強さにつながっているのではないかと思います」(p48)


これは岡田監督が横浜Fマリノスの監督だった時の話である。走り込みのメニューの時に、コーンの外側を回るはずが、軽いショートカットをしてコーンの内側を回った選手がいた。距離にしてはほとんど変わらないが、岡田監督はこれを許さなかった。なぜならこの小さな気の緩みが勝負に関わってくると考えていたからである。サッカーは一瞬の気の緩みでゴールが生まれるスポーツであるから、それは確かにそうなのかもしれないと思う。


インタビューなどを読むとわかるが、岡田監督は細かいところにとても気を配っている監督である。講演などで「勝負の神様は細部に宿る」とたびたび言っているように、細かいところを徹底することで、勝負に対する真剣さも増すと考えているのである。


「例えば1対0で負けている試合で、残り時間があと10分という状況でも、監督に言われた通りのプレーを淡々とこなしているだけのヤツばかりだったら、サッカーなんて勝てるわけないんですよ」(p108)


これは特に日本人選手が言われることである。本当かどうかはわからないが、日本の選手は言われたことしかやらない(らしい)。監督に言われたことはしっかりこなすが、それ以上のこと、工夫などを行うことが少ないのである。しかし勝負の世界ではそれでは勝てない。監督の期待を超えてこそ勝負に勝てるのである。これはビジネスにおいても同じだろう。上司に言われたことだけをやっていては成長しない。上司に言われたこと+αで何ができるかが大事なのである。しかし岡田監督は次のようにも言っている。


「『日本人は言われたことしかできない』と言われるけど、いいじゃないか、言われたことをきちんとできるんだから」(P166)


確かにこれも一理ある。外国のサッカーチームでは監督に言われたことを守らないことがある。つまり監督の意向を無視して自分のプレーをするのである。これはもちろん良い結果を生む場合もある。しかしそれがひどくなりすぎるとチームに悪影響を及ぼす。いわゆるエゴイスティックなプレーである。それに対して日本人は言われたことをしっかりできるのだからそれだけでも良いんじゃないかと言っているのである。


つまりスポーツやビジネスにおいては、言われたことをただやるだけではダメである。逆に言われたことを無視して自分勝手なプレーをするのもダメである。一番良いのは言われたことをすべてこなし、それ以上に何か自分の工夫をすることである。おそらく岡田監督はそのことを言っているのだと思う。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック8月号




サッカークリニック8月号を読んだ。今回のテーマはポゼッションについてだが、そこまでポゼッションについての記述が多いわけでもない。しかしスペイン代表が優勝したタイミングでポゼッションを特集するのは、なかなか運が良いと思う。


私はスペイン代表のサッカーをポストモダンなサッカーだと考えている。モダンサッカーはプレス、プレス、プレスの連続であった。チームで言えばアリゴ・サッキのミラン、ファーガソンのマンU、カペッロのユベントスなどが有名である。しかしそのハイプレッシャー、ハードワークのサッカーを空回りさせるのがバルセロナであり、スペイン代表である。彼らにとっては相手がプレスに来てくれたほうがやりやすい。そのプレスを上手くかいくぐることができればすぐにビッグチャンスになるからである。そしてそこで重要になるのがチーム全体のポゼッション能力なのである。


さてサッカークリニック8月号には次のようなことが書かれている。


・結果ではなくプロセスを見る(オシム)
→プロセスを見る人は決して心がぶれない
→トップレベルの人ほどプロセス、内面的なモチベーションを大事にする

・不安になっている指導者ほど話が長くなる

・バルセロナのトレーニング
→ボールを常に使いながら、テクニック、フィジカル、戦術を同時に鍛える
→何歳の子供であっても一人の人間として接する
→1回のトレーニングは常に90分

・指導者は一方的に指示したり、怒り過ぎないように
→子供たちが何も言わなくなってしまう

・「傾聴」
→指導者は修正しなければならない瞬間、自分の言いたいことを飲み込んで、選手の声を聞くことが必要

・試合での局面を切り出して、「これは6対6のボール回しじゃない?」と問いかける
→試合と練習のすり合わせ

・常にゴールを狙っているようなポゼッションが効果的なポゼッション
→相手のカバーリングのずれ、スペースのケアミスなどを狙う
→そのためにはボールを下げることも必要

・オランダでのGK練習は全体練習の前後
→全体練習はフィールドプレーヤーとして参加する

・インターセプト
→相手が後ろを向いているとき
→内側から外側へ

・イタリアにおける攻守の切り替え
①前線から適切な距離でプレス
②パスコースを限定
③狙ったコースにパスを誘う
④インターセプトでボールを奪う
⑤すばやい攻守の切り替え
⑥カウンターでゴールを奪う

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

コーチングはプレゼンテーション!?

さてワールドカップももう決勝戦を残すばかりである。オランダとスペインという屈指の好カードとなった決勝戦だが、両チームとも昔は攻撃力のみのチームだった。しかし現在は攻撃的にもかかわらずしっかりとしたリスクヘッジをして、守備の能力も相当上がっている。よって両チームとも昔のように「美しいサッカーをするけど、守備がもろくて負けてしまう」というチームではない。これは現代サッカーへの移行を上手く果たした例だろう。


と話は変わるが、最近私は仕事でプレゼンテーションをする場面が多い。営業ということもあるが、製品についてのプレゼンや、どのような戦略で売り込んでいくかなどのプレゼンをすることが多々ある。しかし私はプレゼンテーションが大の得意である。なぜなら毎週末にプレゼンテーションと同じようなことをしているからである。


それがコーチングである。サッカー、特に小学生のサッカーのコーチングはプレゼンテーション能力が相当鍛えられる。特にミーティングや、トレーニング中にフリーズして教えるときなど、プレゼンテーション能力を鍛える場がものすごくある。しかも相手は子供である。わかりやすく、面白くなければ子供は話を聞いてくれない。興味のない話だと実際にどこかそっぽを向いてしまう子も出てくる。


よって私が子供たちにどのようにコーチングしたらよいかを考えているうちに、それがプレゼンテーションの時にも応用できることに気がついた。逆にプレゼンテーションをしているときに気がついたことをコーチングで応用していることもある。


例えばコーチング、プレゼンテーションの時に用いるべきテクニックは以下のようなものがある。


1.問いかけをする
2.具体例をあげる
3.「間」を意識する
4.ユーモアを入れる


まず大事なのはできるだけコーチングの最中に問いかけを入れることである。これは実際に子供たちに手を挙げさせて答えを言わせてもいい。もしくは実際に答えさせないにしても、しゃべり方を「~だと思いますか?」のように問いかけ形式にすると良い。そうすれば聞いているほうは自分で考えるようになる。


また具体例をあげることはものすごく重要である。特に難しい話をする場合、子供たちの集中力は絶対に切れる。そこで子供たちの身近にある話題で上手く例えることができれば、子供たちの目が変わる。これはプレゼンテーションの時でも同じで、タイムリーな話題で具体例をあげれば聞いている人の目が変わる。


またしゃべる時の「間」も重要である。子供たちに話していると、だんだん早口になっていくことが多いが、それでは子供たちは理解できない。重要なキーワードの前に「間」を入れることで、子供たちがこちらに注目してくれる。また子供たちがガヤガヤしてうるさい時にも、前に立って「間」を作るだけで、「何でコーチはしゃべらないんだろう?」という風にこちらに注目してくれる。これはプレゼンテーションを始める前にも応用できる。


最後にユーモアである。これは笑いのセンスも問われるが、あった方が絶対に良い。特に子供たちは笑いが好きであり、真面目な話が嫌いである。これは実際大人も同じで、建前上真面目な話もしっかりと聞いてくれるが、心には響いていない。退屈な話だと思われている場合もある。よって多少のユーモアを入れることで、聴衆とのラポールを築くことになるの。


以上のようにコーチングとプレゼンテーションは密接にリンクしている。おそらくプレゼンテーションの場合もコーチングと同じで、相手が小学生だと思ってプレゼンしたほうがよいだろう。そうすれば難しい言葉を使わないし、どうやって興味を引けばよいか考えるからである。コーチをやっている人はぜひビジネスに生かしてほしい。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

日本代表VSパラグアイ代表

日本代表のワールドカップが終わった。結果は0-0のPK負けということになったが、現在の日本代表の実力としては妥当なものだろう。しかしこの小さな差がいつまで経っても埋められない。


試合内容はとてもいい勝負だった。特に守備はセンターバック中心にパラグアイにほとんどチャンスを作らせなかった。しかし、正直言って攻撃のほうは何にもできなかった。このワールドカップでニューヒーローになった本田も、実際は何もできなかったに等しい。これは本人が一番感じていることだろう。


しかし攻撃が何もできなかったのは、必ずしもオフェンスの選手だけに問題があるわけではない。というよりもあれだけ守備に徹底した戦術で戦えば、攻撃が機能するはずがない。あの守備的な戦術で攻撃も頑張れというのはナンセンスである。


特にこのパラグアイ戦は守備のラインがものすごく低かった。予選のオランダ戦、デンマーク戦と比べても5メートルぐらい全体的に低かったのではないだろうか?岡田監督が試合中にラインを上げろというジェスチャーをしていたが全くその通りだと思う。


日本の守備は相手のボールをサイドに向かわせ、そこからサイドバック、サイドハーフで上下からはさむ戦術を取っていた。解説の金田氏が、「サイドバックとサイドハーフで相手を上手くはさんでますね!」といっていたが、全くその通りである。実はこれはチェルシー時代のモウリーニョが良く行っていた戦術である。


しかしこの戦術の弱点は、サイドハーフが守備に回ることにより、センターフォワードが孤立することである。この場合は本田が1人で孤立していた。せっかくボールを奪っても前に本田しかいないため、すぐにボールを奪われる場面が多かった。これは戦術上仕方ないことでもある。


チェルシー時代のモウリーニョがこの戦術で成功したのは、センターフォワードがドログバだったからである。ドログバは一人で孤立してもボールをキープしてくれる。また相手がファールで止めて時間を稼ごうとしても、ドログバはファールでも止まらない力強さがある。またサイドハーフもジョー・コールとロッベンであり、かなりの運動量とスピードがある。よってドログバにボールが入った瞬間にすばやいカウンターを仕掛けることができる。


しかし日本の場合はセンターフォワードがもともとFWではない本田である。彼は確かによく頑張ってボールをキープしようとしていたが、パラグアイ戦はそれがあまり上手くいかなかった。またサイドハーフも松井はそこまでスピードがある選手ではない。大久保は守備で頑張りすぎるため、カウンターをするときのスピードが落ちている。これではチェルシーのようなカウンターをすることは不可能である。


そして一番の原因はディフェンスラインが低すぎたことである。通常の場合、どんなに守備的な戦いをするとしても、最終ラインはペナルティエリアのちょっと前あたりに設定する。しかしこの日の日本代表は完全にペナルティエリアのラインと一致していた。この微妙なラインの差がカウンターをできるかできないかの差になる。もしもう少しラインが前にあれば、サイドバックと一緒にサイドハーフの松井、大久保もちょっと前に出ることができる。そうすれば本田との距離もちょっと近くなる。よって本田があそこまで孤立することはないはずである。


ただし日本代表も守備的な戦いをすれば世界に対抗できることがこれで証明できた。私が今注目しているのは、次の監督が誰になるのかということである。日本サッカー協会はスペインと提携を結んだためスペイン人の監督が来る可能性が高いが、意外とイタリアなどの守備的なチームの監督を連れてきても面白いかもしれない。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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