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アーセナルはなぜ強いのか?

アーセナルVSブラックプールの試合を見た。
今年のアーセナルは特に目立った補強もなく大丈夫なのかと少し心配したが、結局6-0の完勝となった。相手チームが前半途中で一人退場となったことも大きかったが、それよりも内容が凄く良かった。


アーセナルのスタメンは以下の通りである。

GK:アルムニア
DF:サーニャ、ソング、フェルメーレン、クリシー
MF:ディアビ(セスク)、ロシツキー、ウィルシャー
FW:シャマク、ウォルコット(ベラ)、アルシャビン(ファンペルシー)


この中で新戦力はMFのウィルシャー、FWのシャマクあたりだろう。私が注目したのはMFのウィルシャーである。まだまだ戦術理解度、ゲームの流れを読む力は高くないが、左足のパスの制度、テクニックなどは素晴らしい。また運動量もかなり多く、たびたびゴール前に飛び込んでいっていた。それでまだ18歳なのだから驚くべきばかりである。


アーセナルといえば選手の平均年齢がものすごく若いことで有名である。この試合ハットトリックしたウォルコットは21歳、ベラも21歳、そしてアーセナルの中心選手であるセスクもまだ23歳である。アーセナルが経営難で資金がないことが理由の一つではあるが、それが逆に面白いサッカーをすることにつながっている。


ではアーセナルはなぜこんなにも強いのだろうか?
私はアーセナルの強さを3つ考えている。


1.一人一人のテクニックが高い
2.パスを出した選手は必ず走る
3.インターセプトの数が多い


まずアーセナルは一人一人のテクニックのレベルがものすごく高い。というよりもテクニックが高くなければアーセナルに入ることはできない。特にドリブルやボールキープのテクニックがものすごく高いため、少しフォローが遅れてもボールをとられることはない。


そしてその選手が2タッチ、3タッチでボールをまわし、その後必ず次のスペースへ走る。ボールをキープできる選手が少ないタッチでボールをまわし、その後走るのだから、ディフェンスとしては溜まったものではない。しかもアーセナルの選手は走った選手を単純にワンツーで使ったりはしない。基本的にはその選手をおとりにして、その選手が元々いたスペースに入ってきた次の選手を使うのである。


よってこれを繰り返していくだけで、いつの間にか前線にいる味方の数が多くなる。また一人一人のキープ力があるためボールを取られることはほとんどなく、後はそれぞれのアイディアでゴールに迫る。


またボールを取られたとしてもその後が速い。パスを出した選手はスペースに走っているため相手も一緒についてくる。またパスを出した選手がいたスペースは次の選手が必ず入っている。よってボールを取られたとしても、相手の人数は少なく、味方の人数は多いのである。そこですぐにプレッシャーをかけることで、ボールを前に生かせない。前に行ったとしても雑なボールになるため、必ずDFがインターセプトを狙っている。よって波状攻撃がとても多いのである。


このサッカーはおそらく平均年齢が高いチームではできない。こんなにも運動量を多くすることは難しいし、前線に飛び出していく思い切りのよさも、若い選手のほうが高い。よって今のアーセナルのチーム状況に合った戦術だと思う。このチームを毎年作っているアーセン・ベンゲルは本当に天才だと思う。アーセナルのトレーニングは『ベンゲル・ノート』という本に書いてあるが、そこまで変わったトレーニングをしているわけではない。どうやったらあのサッカーができるのかがとても興味がある。またどうにかして日本代表の監督に抜擢できないだろうか。

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック9月号

サッカークリニック9月号を読んだ。
テーマは「そのプレスは機能していますか?」というものである。
以下にその内容をまとめてみた。


・バルセロナの3つの勝ち方
1.相手よりもフェアプレー先進を持って勝つこと
2.相手よりもいいサッカーをして勝つこと
3.なるべく多くの得点を取って勝つこと


・バルセロナの育成について
1.カンテラで働く全員が同じ方向を向いている
2.全チームが同じプレーシステム、プレーモデルを使っている
3.選手の共通性、ノウハウが溜まる
4.継続性
5.練習メソッドが同じなので、トップチームに上がった時の適応が早い
6.そこで働く人になる


・アルゼンチンの指導者
「われわれの指導は子供たちのご機嫌をとることではない。正しい技術を身につけさせるためには、回数が必要だ」


・スペインのプレス
1.サッカーで勝負を分けるのはピッチ中央で数的優位を作れるかどうか
2.プレスをかけられるのはボールを取られた一瞬だけ
3.プレスをかけられるかどうかはメンタルの部分が大きい
4.良いプレスがかかった時に褒める


・相手の脛が蹴れるまで接近しなければプレスとは言わない

・守備は攻撃の第一歩。ボールを取ったら終わりではなく、攻撃の1つ目となるパスを出すまでが守備の役割だと教える

・練習スケジュールを3カ月スパンで考える
→練習内容もほとんど変えない
→子供たちがテーマを吸収しやすい
→出来るようになってレベルアップを実感

・「考えろ」と言われて考えられないのが子供。指導の上で大事なのはポイントを絞ること。



この中でわたしが一番気になったのは、スペインのプレスの部分である。確かにバルセロナやスペイン代表はボールを取られた一瞬だけしか激しいプレスをかけない。その後は全員が自陣に引き、緩やかなプレスを全員でかけている。このプレスの掛け方は以前よりも効率が良いし、体力の消費も激しくない。インテルがチャンピオンズリーグ決勝を戦った時も、このようなプレスのかけかただった。もしかしたら今後はこのようなプレスのかけかたが主流になるのかもしれない。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

管理主義的トレーニングの必要性


先日のサッカークリニック講習会で、ラファエル・エルナンデス氏は次のように言っていた。


「ドリブルのトレーニングを行う場合、コーチが「顔を上げろ」といってはいけない。子供たちが顔を上げざるを得ないようなトレーニングを設定する必要がある。そうすれば子供たちの顔は自然と上がる」


この考えかたは私も同感である。例えばドリブル練習の場合、多くのチームでコーンをジグザグに進んでいくトレーニングを行っている。しかしそれでは顔を上げる機会がない。そうではなく、グリッドの中に子供たちを全員入れ、自由にドリブルさせれば、それぞれ他の人とぶつからないように顔をあげる。そうすればコーチが「顔を上げろ」という必要は全くない。


これは現代思想でいう規律社会から管理社会への移行である。規律社会というのは「~をしなさい」と何度も言われることにより、その行為が自分の中に内面化させる社会である。例えば幼少時代から「他人をいじめてはならない」という言葉を何度も聞かされることにより、他人をいじめてはならないという意識(超自我)が生まれる。サッカーの場合も「顔を上げろ」と何度も言われることにより、無意識に顔を上げることができるようになる。


逆に管理社会というのは他人から何も言われなくても事前とその行為を行ってしまうような社会を指す。わかりやすい例だとマクドナルドの椅子がある。マクドナルドや牛丼チェーンなどの椅子は、普通の椅子と比べて少し硬い。なぜなら椅子が硬いことにより、無意識のうちに私たちは早く外に出ようとするからである。よってマクドナルド側としてはお客さんに「早く外へ出てください」という必要がない。お客さんは自主的に外に出てくれるからである。


これはまさにラファエル・エルナンデス氏がいっていることと同じだろう。そして規律社会から管理社会への移行はサッカーのトレーニングにも導入されてきている。私も常に管理主義的なトレーニングを行おうとしているが、なかなかメニューを作るのが難しい。もし良いメニューがあれば教えて欲しい。

テーマ : サッカー
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サッカークリニック主催講習会(ラファエル・エルナンデス氏)


先日サッカークリニック主催の講習会に参加した。講師はラファエル・エルナンデス氏で、彼は毎月サッカークリニックで連載をしている。彼はスペインサッカー協会公認上級ライセンスを持っており、現在はアスレチック・ビルバオのコーチをしている。また弁護士の免許も持っているという凄い人である。


彼が講習会で言っていたことを簡単にまとめてみる。


・これからはサッカー選手をお金で売り買いするのではなく、育成していく方向に流れていく
・考えながらプレーすることを習慣化させる

・サッカーでは「知覚」「判断」「実行」の3つが大切
・良い「判断」を下すためには多くの情報を「知覚」する必要がある
・「知覚」認識能力は練習で向上させることができる
・昔のサッカーはボールが来てから「判断」すればよかった
・現在のサッカーはゴールが来る前に「判断」しなければならない
・指導者は選手一人ひとりが「判断」を必要とするようなトレーニングを設定する必要がある
・サッカー選手は常に「判断」し続けている

・特定の動きだけを取り出して反復練習をしたとして、ただのボール扱いが上手い選手になってしまう
・技術練習をする際、複合的なトレーニングにおいても技術を上げることは可能

・発展的練習の必要性
・ゆっくりから早く
・簡単から複雑へ
・専門的から複合的へ
・敵なし→消極的プレッシャー→積極的プレッシャー


彼が特に強調していたのは、いかに自分で考えることのできる選手を育成することができるかということである。自主的に考えることの出来る選手は、自主的にモチベーションを上げることもできる。また自主的に考えることで高い集中力を保つこともできると彼は言っていた。小学生でこの話がどこまで通用するのかはわからないが、中学・高校年代以上になるとこの話が特に大事になると思う。


テーマ : サッカー
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左利き左サイドバックの重要性

日本代表には左利きの左サイドバックがいない。


と常に思う。これはJリーグのチームも同様である。Jリーグのチームにも左利きで能力の高い左サイドバックが誰もいない。これは過去もそうである。日本代表の左サイドバックは都並、相馬、三都主、長友など能力の高い選手はいるが、完全に左利きの選手は三都主だけである(しかも三都主はもともとオフェンスの選手である)。他の選手は左足で蹴ることはできるが、もともと右利きの選手である。彼らのキックを見ていると、もともと右利きだったけど頑張って左足を練習しましたというような努力の跡が見える。


しかし世界では違う。トップクラスのチームには絶対に左利きで優秀な選手がいる。この前のワールドカップでもスペインのカプテビラ、オランダのファン・ブロンク・ホルスト、ドイツのボアテングなど全ての選手が純粋の左利きである。またチャンピオンズリーグやプレミアリーグなどトップレベルのリーグでもこの傾向は同じである。


ではなぜ左利きの左サイドバックが重要なのだろうか?それは左サイドの低い位置から蹴るボールに関係がある。左利きの左サイドバックが蹴るボールは、しっかりとカーブがかかり、FWが取りやすいボールになる。しかしもともと右利きの選手が蹴るボールはそこまで器用なボールが蹴れるわけではないため、ストレート系のボールになる。また右足で蹴ると余計FWとしては取りにくいボールになる。以下のような図を見ればわかりやすい。


左利き


右利き


またセンタリングの精度などもやはり左利きの方が高い。相手陣内深い位置でのセンタリングでは、やはり微妙な精度が求められる。そしてこのときに精度の高いクロスを上げられるかどうかがゴールが決まるかどうかを決定する。長友などもペナルティエリア周辺からのクロスは上手いが、コーナーフラッグあたりからのセンタリングは見たことがない。どうしても右足に切り替えてからクロスを上げてしまうのである。


この問題は今から左利きの左サイドバックを育成するしかない。右利きの選手を左サイドバックにして左足を練習させるだけではこの問題は解決しない。あくまでも育成年代から左利きの左サイドバックを育てるしかないのである。逆に考えれば左利きの選手は左サイドバックで出場すればすぐにレギュラーになれる可能性がある。現在左利きでレギュラーに慣れていない人は考えてみる価値があるだろう。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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