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8人制の弊害


今年からU-12も8人制サッカーになる。今までは3,4年生までは8人制、5,6年生からは11人制という決まりだったが、今後は日本サッカー協会のほうで8人制を推奨していくらしい。


8人制になると何が変わるのか?
以下にメリット・デメリットを書いてみることにする。


■メリット
・一人ひとりがボールに触る回数が増える
・一人ひとりの運動量が増える
・攻守の切り替えが早くなる
・ゴール前の攻防が多くなる
・シュートの数が多くなる
・GKもフィールドに参加する必要がある


■デメリット
・8人制の戦術が良くわからない
・個人の能力が勝敗を決定する
・選手を集めているクラブチームなどには勝つのが難しくなる
・単純に3人出れない選手が出る



私自身は8人制でも11人制でもどちらでも良いと考えている。今まで11人制でやっていたため少し違和感があるが、もともと練習の最後のゲームでは8人制でやっていた。ただ公式戦が8人制になることによって一番問題なのは、単純に試合に出れる選手が3人減るということである。


もともと日本サッカー協会では8人制にするにあたって、選手の出場形式のガイドラインを決めていた気がする。確か前半後半という形式ではなく、○分×3本のような形式で全員が試合に出れるような形をモデルとしていた。しかしそれが現場に落ちてきているとは思えない。おそらくこのままでは今までと同じような試合形式で、単純に3人が出場できないことになるだろう。


これでは本末転倒である。8人制にして一人ひとりがボールを触る回数を増やすというのが目的なのに、出場できない3人はそもそもボールに触ることが出来ない。このままでは単純にグラウンドの外で見学する人数が増えるだけである。これでは8人制にする弊害のほうが多い気がする。


もしくは1チームがA、Bのような形で2チーム出すことを前提とするという方法もあるが、そのためには最低16人の選手がいなければならない。少子化において1学年16人集められるチームはなかなかないだろう。


とはいえ日本サッカー協会も今後の日本サッカーを強くするためにいろいろな工夫をしていることはわかる。しかしそれが本当に結果につながるのは10年後、20年後ぐらいだろう。そこまではいろいろな弊害が出てくると思うが、一つ一つ解決していってほしい。


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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック5月号


『サッカークリニック5月号』を読んだ。今月号のテーマはファーストタッチである。ファーストタッチの重要性が叫ばれ始めたのは割と最近だが、今ではファーストタッチの上手さを見抜ける指導者、観客がサッカー通と呼ばれている気もする。


しかしそのファーストタッチの上手さを言葉で説明することは難しい。その瞬間は「上手い!」という言葉が出るのだが、それを論理的に説明するのはなかなかの難題である。ファーストタッチは数ミリでも位置がずれたらその後のプレーに大きく関わるからである。


よって必然的にファーストタッチの重要さを子供たちに説明するのは難しい。おそらく一番簡単なのは、誰かが上手なファーストタッチをしたときに「上手い!」と言ってあげることだろう。そしてその映像を子供たちの頭の中に植えつけるのである。これは全日本代表監督岡田武士氏も行っていたことである。


以下まとめる。



・U-15の年代で一番重要なのは人間性。基本的なしつけが出来ていて、勉学に打ち込む姿勢を持ち、指導者の言うことに耳を傾ける能力

・勉強をおそろかにする子供は週末の試合に出られない

・リバープレートの育成部門では、コーチが「簡単にクリアするな」とDFに言っている

・ボールを置いた後の動作を早くするためにも、「たち足を抜く(少しジャンプする)」ことは重要と考える

・「ファーストタッチとは、体に染み付いた自然な技術」ということ。自然に出来なければいけないものなのです。向かってきた相手に対して、体が勝手に反応してしまうような技術ですね。もう一回やってみろと言われても、どうやってやったか自分でもわからない、というくらい自然な状態まで技術レベルを持っていかなければならない

・日本の選手はドリブルをしないし、ボールを持ちすぎるところをあまり見たことがありません。だから、あまり「持ちすぎるな」という必要もないし、いい意味で傲慢にやらせることのほうが大切

・ヨーロッパでは、自分のせいで50失点以上しないと、良いセンターバックになれないと言われる

・バルセロナでは受け手がフリーで、多少ゆっくりしたパスを出しても相手に寄せられる心配がなかったとしても、強いパスを足元に入れるようにしてる

・TVで試合をみていたときに、GKが正面でボールをキャッチしたときに「シュートが正面をつきました。ラッキーでしたね」という解説は好きではありません。GKにとって、観る、予測、判断、決断、プレーの実行をしっかりとして、正面でボールを取ることこそがファインプレー

・シュートを打たれる局面では、口を閉じることが大切

・世界中どこへ行っても必要となる基礎戦術理解は大事。世界にはどういったプレースタイルがあるかを学ばせている

・技術(コントロールやパス)について深く見ていくと、試合中のミスの原因や足りない部分は、動作技術そのものというよりも、判断が伴っていなかったり、使い方や使う場所が間違っていたりすることのほうが圧倒的に多い

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

マンチェスターUのすごさ


マンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)VSフルハムの試合をテレビで見た。結果は2-0でマンUの圧勝で、フルハムとしては全く歯が立たない形となった。しかもマンUのメンバーはルーニーやファーディナンド、ファンデルサールなどの主力選手が抜けている。それでも勝ってしまうところがマンUのすごさである。


マンUには特にこれといった戦術があるわけではない。4-4-2、4-2-3-1、4-3-3をうまく組み合わせて、いわゆる王道の戦術を用いている。バルセロナのようにパスを細かくつなぐわけではなく、現在のレアルのようにカウンターがものすごく鋭いわけでもない。何となくボールポゼッション55%ぐらいで、いつの間にか無失点で勝っているというのが多い。


この戦い方は明らかにサー・アレックス・ファーガソンの実力によるものだろう。ファーガソンが率いるマンUは、勝利へのメンタリティと勝者のメンタリティ、そして全員のハードワークが骨のそこまで沁みついている。


特にファーガソンのすごいところは、いわゆる悪童、エゴイスト、短気なプレーヤーを育てるのが上手いということである。例えばスコールズ、ルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、ビディッチ、フレッチャー、ラファエル、などは2流の監督には扱うことが出来ない選手たちである(いつの間にか全員の選手の名前を書きそうになったが、特に目立つ選手を上げておいた笑)。全員が自分に自信を持っており、自分に何か不都合があるとすぐにイライラする選手たちである。


これらの選手たちをファーガソンはまとめることが出来る。というのもファーガソン自身がこれらの選手と同じで悪童、エゴイスト、短気に近い性格を持っているからである。特に短気という意味では、彼のあだ名は「ヘア・ドライアー」である(すぐに沸騰するため)。ファーガソンがハーフタイム中に切れて、蹴ったスパイクがベッカムの顔を傷つけたというのは有名な話だろう。最近でも、暴言行為で5試合ベンチ入り禁止となっている。


ファーガソンはどんな選手に対しても厳しく接している。ベテランと呼ばれるガリー・ネビル、ギグス、スコールズなどに対しても、本気でぶち切れるらしい。それぐらいのメンタルの強さがなければマンUの監督を20年間以上続けることはできない。


しかしファーガソンの最も素晴らしいところは、選手の使い方である。ファーガソンは2試合続けて同じスタメンで戦ったことがないらしい。それぐらい頻繁に選手を入れ替え、リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグを勝ち上がっていく。もちろんそれだけ充実した選手がそろっているということでもあるが、選手全てを見ても、他のトップレベルのチームに比べれば実力は少し落ちる選手が多い。例えばバレンシア、ナニ、キャリック、アンデルソンなどは必ずしもトップレベルの選手とは言えないだろう。それらの選手を上手く組み合わせて素晴らしいチームを作り上げている。


しかもファーガソンはベテランの選手をとても大切に扱う。例えばアーセナルでは30歳前後になると選手の契約が1年単位になる。つまりさっさとリストラして、若い選手に切り替えるための準備をするのである。しかしファーガソンは絶対にそういうことをしない。30歳を超えてもそれらの選手を大切に使い続ける。しかも重要な試合でも使うし、そこまで重要ではない試合でも使う。ファンデルサール、ギグス、スコールズ、ガリー・ネビル、ファーディナンドなどは30歳を超えても使われ続けている。決してこれらの選手をいきなりリストラすることはないし、彼等のモチベーションを下げないように要所要所で使っている。


選手たちにとってはこれほどやりやすい環境はないだろう。ベテランになっても実力が落ちなければ使ってもらえるし、体調面できつくならないように常にターンオーバー制を使ってもらえる。もちろんファーガソンの説教は怖いかもしれないが。


最近気が付いたのはベルバトフがいつの間にか走るようになっていたことである。入ってきた当初はボールを取られても追い返しに走ることがなかった。技術では全く問題がないためそれで許されているのかと思っていたが、おそらくファーガソンの説教が入っていたのだろう。そのおかげで今シーズンは得点王ランキングトップである。


ファーガソンの後を継ぐ監督が誰になるのかは分からないが、現時点ではモウリーニョ以外に適任者はいないだろう。でもいつまでもマンUの監督であってほしいと思わせるような監督である。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

新年度のトレーニング計画を立てるときの注意点


年度の初めということもあり、多くのチームが新体制になったことだろう。私のチームも6年生が抜け、新しいチームとなった。


新チームになった際に私が一番最初に行うことは、その年度の計画を立てることである。これがなければ1年間しっかりとトレーニングを継続することは出来ない。行き当たりばったりの指導では、子供たちも混乱するだけであり、身につくものも身につかない。


ではその年度の計画を立てる際に注意しなくてはならないことはなんだろうか?私が考えるに、まず一番大切なことはそのチームのコンセプトを決めることである。コンセプトが決まる前に実際のトレーニングメニューを決めても意味がない。


コンセプトにもいろいろある。最近ではバルセロナが強いので、バルセロナのようなボールをつなぐサッカーをコンセプトとするチームもあるだろう。また一昔のモウリーニョのような、しっかりとした守備からのカウンターをコンセプトとするチームもあるだろう。ちなみに私のチームは攻守の切り替えの早いチームを志向している。


コンセプトが決まったらその次はサブコンセプトを決める必要がある。これはコンセプトをもっと細かくしたものである。例えば以下のような2項対立になることが多い。


・中央から攻めるのか、サイドから攻めるのか
・ディフェンスラインは高くするのか、低くするのか
・攻守の切り替えを早くするのか、それとも遅くするのか
・規律の強いチームにするのか、自由を尊重するチームにするのか
・トップダウンなのか、ボトムアップなのか
・勝利を追及するのか、育成を意識するのか


このような2項対立の中から選んでいけば自然とサブコンセプトは決まってくるだろう。もちろんこれ以外にもたくさんの選択肢はある。


そしてこの後にやっとシステムが決まってくる。例えば中央突破をサブコンセプトとしているチームが4-3-3を選んだらおかしいだろう。中央突破をするのであればウイングはいらない。4-4-2のように2トップのシステムにするのが普通である。またボールをつなぐチームが4-4-2のフラットを選択しても意味がない。4-4-2のフラットはプレッシングを志向するチームが使うシステムだからである。必ず自分のチームのコンセプトと一致したシステムを選ぶ必要がある。


ここまで決まったらあとは日々のトレーニングメニュー、セットプレーの確認、システムの動き方を決めればよい。しかし上記のものが決まっていなければ、細かいことは決めることは出来ない。多くのチームはチームのコンセプトもサブコンセプトも決めずに具体的なトレーニングメニューに入っていく。それでは年間通して一貫したトレーニングメニューを提供することが出来ない。


コーチも人間であるため完全に最適なコンセプト、トレーニングメニューを提供することは出来ない。しかし毎年毎年過去を振り返り、どこが良かったのか悪かったのかを分析することで、次の年の計画を立てることが出来る。私のトレーニングメニューは毎年毎年変わっている。どのようなトレーニングが一番良いのか、それを探すのがコーチの使命だと思う。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

日本代表VSJリーグ選抜


日本代表VSJリーグ選抜の試合を見た。おそらく多くの人がもう書いていると思うが、やはりカズはすごかった。実況の「やっぱりカズはカズだった」という言葉のとおり、あの中で本当にゴールを決められるのはすごいことである(また実況もファインプレーである)。


またそれと同時に日本代表が3-4-3のシステムで戦ったところも注目のポイントとしていた。ディフェンスラインは今野を真ん中に右が吉田、左が伊野波。中盤は右から内田、長谷部、遠藤、長友。フォワードは本田、岡崎、前田という布陣だった。


前半だけでこのメンバーは変わってしまったが、内容はとても良かった。一般的に3バックにすると、サイドハーフが下がってしまい5バックぎみになってしまうことが多い。しかしザッケローニの場合はその点に気をつけているらしい。ボールサイドのサイドハーフはボールにアタックに行き、逆サイドのサイドハーフが中に絞りながら戻る。そうすることで両方のサイドハーフがディフェンスラインに吸収されることを避けている。よって基本的にディフェンスラインが5人になることはない。


また攻撃に関しても前田の周りを本田と岡崎が動き回ることで、Jリーグ選抜のCBを混乱させていた。いったんフォワードにボールが入るとそれに長谷部と遠藤が絡んで時間を作り、その間にサイドハーフの内田と長友が上がるというような攻撃パターンが多かった。


おそらく3-4-3のテストとしては成功だろう。4-2-3-1との併用をすることで試合の中でシステムを変更できることは大きな強みである。アジア予選などでどちらのシステムも使えるようになれば、選手起用の選択肢も増えるだろう。


しかし私が気になった点1つがある。それは内田と長友がいないときに3-4-3を使えるのかということである。前半3-4-3が上手く機能していたのは、内田と長友の運動量があったからこそである。基本的に3バックの際のサイドハーフは1人でサイドを駆け上がることになるため、4-2-3-1のとき以上に運動量が必要となる。今回3-4-3が機能したのは内田と長友がいたからこそである。


現に後半の日本代表は3-4-3が全く機能しなかった。右サイドに松井、左サイドに槙野が入っていたが、彼らには内田や長友のような運動量、スピードがない。ザッケローニもそれに気づいたからだと思うが、途中でシステムを4-2-3-1に戻している。


4-2-3-1の場合はサイドバックとサイドハーフの2人でサイドを担当すればよい。しかし3-4-3の場合は中盤4人のサイドハーフが主に一人でサイドを担当する。もちろん3バックのサイドの選手やフォワードのサイドの選手がサイドに流れてくる場合はあるが、4-2-3-1のときよりもサイドハーフの負担が増すことは確実である。


おそらく現在の日本代表の中に内田と長友ぐらいの運動量、スピードを持った選手はいないだろう。Jリーグ選抜でサイドバックとして出ていた駒野や新井場でも少し役不足である。もし内田と長友がいなかった場合、ザッケローニは3-4-3を選択するのだろうか。それだけが少し気になった。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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