スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サッカークリニック7月号

サッカークリニック7月号を読んだ。今回のテーマは「スペースを作り、スペースを狙う」である。これも指導者にとってはとても教えにくいテーマだろう。「スペースを狙え!」とは良く言うが、それを意図的に作って狙うというところまで落とし込んで考えている指導者は多くない。以下引用する。


・スペースを見つけるときに大切なのは「人がいないからスペース」ではなく、「前を向いてボールをもらえるスペース」を意識して探すこと。クサビを入れるにしても、真後ろからではなく、斜めからそうすることで、ゴールを視野に入れられます

・ボールを持ったサイドバックがプレッシャーをかけられたとします。このとき、サイドハーフもフォワードもボールを受けに降りてくると、むしろスペースが狭くなって、ボールを失ってしまいます。
⇒間に合わなくても裏を狙えば、そのアクションによって相手も下がるし、スペースも生まれる

・選手が常に状況に適応し、時間的前後関係や、現象の背景で起こっていることに常に対処し続ける形式のトレーニング

・バルセロナでは12歳からかなり系統立った形でスペース感覚を教えている。ただし、彼等がすでにしっかりとした技術を持っていることを忘れてはならない

・フランスの育成年代において、かつてはドリルトレーニングのような相手選手のいない練習が多い時期もあったが、現在は対人形式のものをメインとしている

・ボールをもらう意識を高めるために有効だと考えているのが、フリーキックのリスタートを早くすることです。フェナティコスでは、フリーキックの際に助走をつけてキックせず、ファウルを受けた直後に再開するようにしています

・パサーはレシーバーの名前を呼んでパスを出し、レシーバーはパサーの名前を言ってパスを受けます。こうすることによって、徐々にタイミングがわかってきます

・日本の育成現場、特にジュニア世代の指導者の方は幅についてのアドバイスが多いようですが、奥行きについてはそれほどアドバイスをしていないように感じる

・「ディフェンスラインを上げよう」とアドバイスしたときに、なぜラインを押し上げるのかを理解できない選手が非常に多い

・育成年代では「チャレンジ&カバー」を徹底して味方のサポートを待つ、あるいは数的優位な状況を作ることにこだわりすぎず、「チャレンジ&エラー」を繰り返して1対1の強さやこの能力を伸ばしていく考え方も大切にすべき

・うちは去年から筋力トレーニングをやめました。バーベルなどを用いて体に負荷をかけることが、今の状況ではふさわしくないと感じたからです。そうしたらこれまでたくさん出ていたケガ人が一気に減りました

・TFCでは対人形式の練習を基本とし、そのうえでいろいろな状況設定を加えていきます。その中でボールコントロールやドリブルといった技術を磨くのです

・チームディフェンスの基本的な考え方
1.数的優位を作ること
2.ボールサイドの選手がプレッシャーをかけ、逆サイドは絞ってカバーリングすること
3.相手に有効なスペースを与えないこと
スポンサーサイト

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

「成功」の反対語は「失敗」ではない?


「アジアカップ初戦のヨルダン戦のキックオフ前、スタジアムに早く着きすぎたこともあって、ロッカールームで笑いながら話をする選手もいた。ザッケローニ監督は「ヨーロッパではありえない」と爆発しそうになったが、黙って耐え、そのまま選手をピッチに送り出した。結果は1対1の引き分け。最悪に近いスタートになってしまった。試合後、諭すように監督は言った。「オマエたち試合に臨む準備が本当に出来ていたか?」以降、試合前のロッカールームで笑い声が漏れることはなかった」(『Number』6/23)


これを読むだけでもザッケローニ監督がヨーロッパトップリーグを率いてきただけの実力があることがわかる。おそらく多くの監督はこのことが出来ない。試合前にロッカールームで談笑している選手がいたら、その時点で怒ってしまうからである。


しかもアジアカップ初戦の話である。アジアカップは日本代表にとっても大事な大会であり、ザッケローニの実力を日本中のサッカーファンが観察する機会である。もし負けでもしたらマスコミにたたかれ、ザッケローニへの信頼が下がっても仕方がない試合である。


それにも関わらずザッケローニはこのようなことが出来る。まさにACミランやユベントスといったビッククラブで戦ってきたメンタルの強さがにじみ出ている。セリエAのチームはファンの目が世界一厳しい。3連敗しただけで監督の首が飛ぶリーグである。そこで戦ってきた経験があるからこそ、負けるかもしれないというリスクを負いながらも、選手たちに大切なことを気づかせることが出来る。


サッカーの監督や企業のマネージャー職の人は特に覚えておかないといけないことが一つある。それは選手や部下を成長させるために一番必要なのは失敗させることであるということである。この場合がまさにそうであるように、選手たちには出来るだけ大きな失敗をさせなければならない。出来れば一生頭の片隅に残るような失敗をである。


なぜなら人間は失敗をして初めて本気になるからである。日本代表がロッカールームで笑わなくなったように、部下も失敗をして初めて意識が変わる。ヨーロッパでは優秀なディフェンダーになるためには、まず自分のミスで50失点以上しなければならないといわれている。それだけの失敗を頭に刻んでおきことによって、初めて経験豊かなディフェンダーになることが出来る。


多くの人は意識していないようだが、「成功」の反対語は「失敗」ではない。「成功」と「失敗」は同義語である。なぜなら「失敗」を何度も繰り返すことによって、最終的には「成功」するからである。後から考えたときに「あのときの失敗があったからこそ今成功できたんだ」と思えたら、その失敗は成功といってよい。


では「成功」の反対語は何かというと、「挑戦しないこと」である。挑戦をしなければ、「成功」も「失敗」も生まれない。よって監督やマネージャーは、選手や部下が失敗する機会を奪ってはいけない。場合によっては今回のザッケローニのように、あえて失敗させて選手に気づかせるという方法も必要である。もちろんリスクは自分自身でとる必要があるが、それが出来てこそ本当に優秀な監督・マネージャーになることが出来るのである。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

あなたは子供たちの意見を聞いているか?

あなたが教えているチームでは子供たちが自分の意見を言う機会があるだろうか?


おそらく多くのチームにはその機会がない。子供たちの意見を聞くよりもまずコーチが意見を言って、それに子供たちを従わせることのほうが先に来るからである。もちろんそれが悪いわけではない。コーチの言ったことをしっかりと実行することもサッカーにおいては重要である。特に最初の段階では知識を詰め込まなければ、アイディアなども出てこない。


しかしある程度のサッカー経験がある子であれば、それなりに自分の意見を持っているものである。それをコーチが聞かないのはすごくもったいない。私の経験上、コーチが思っていたよりも良い意見を子供たちが持っていることもある。またコーチが気がつかないことを意外と子供たちは気が付いているものである。


しかしコーチが子供たちの意見を待っていても、それが出てくることはない。そうではなくて、コーチが子供たちが意見を言う場を用意しなければならない。特に最近の子供たちはシャイなので、そのような場を作らない限りには一生意見は出てこないだろう。


私の場合は2,3カ月に一度子供たちと個人面談を行っているため、その時に子供たちの意見を聞くことが多い。しかしそれ以外にも子供たちの意見を聞く場を用意している。例えば試合のハーフタイムのときには、サブの子が意見を言う場を作っている。試合が始まる前、サブでベンチに座っている子一人一人に、スタメンで出ている子を観察する係を作る。そしてハーフタイムには自分が担当している子に、前半で良かった所、悪かった所などをアドバイスさせている。そうすることで途中から試合に出た際のイメージトレーニングにもなる。また試合に負けた時などは、同じポジションの子3,4人グループで5分間のミーティングを行わせる。そして5分後にコーチに対してそれぞれの意見を発表してもらう。それだけでも結構良い意見が出てくることが多い。


このようにコーチは意図的に子供たちが意見を言う場を作らなければならない。「いつでもコーチに意見を言ってきなさい」と子供たちに言っても、実際に意見を言ってくる子どもたちは少ない。あなたが上司に意見を言うことがなかなか出来ないのと同じように、子供たちが大人に意見を言うことは難しいのである。


もちろん子どもたちの意見が間違っていると思うこともある。もちろん本当に間違っているのであれば、あとから修正すればよい。しかし実際に行ってみると、そんなに大きく間違っていないと思うことの方が多いと思う。ちょっとした工夫で子供たちの意見を聞くことはできるので、是非試してみてほしい。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

バナーを作成
プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。