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なでしこ力


なでしこジャパンが優勝してからこの本を読んだ。本当は北京オリンピックでベスト4に入ったときに読もうと思っていたのだが、完全に忘れていた。なでしこジャパンが優勝してくれたことによって重版になったのでよかった。



なでしこジャパンの試合は何度か見ていたが、戦術的な部分ではとても優れていると思った。4-4-2の3ラインをコンパクトに作って、全員が連動して守備をする。そして攻撃のときにはセンターハーフの沢が前線に飛び出し、もう一人のセンターハーフの阪口がバランスを取る。



決勝のアメリカ戦では沢が上がった後のスペースを上手く使われていて、ピンチも作られていたが、そのときにはディフェンスラインの4人がしっかりとラインを整えて対応していた。なでしこジャパンの試合を始めてみたときには、この監督はプレミアリーグの戦術を参考にしていると感じた。



以下興味深い部分を引用する。



1.勝つ可能性を高める戦略・戦術を立てる
2.適材適所で人の強みを活かす
3.フィードバック情報を与え実力を客観視する
4.継続学習によって完成度を高める


・ボールをサイドに追い出せば、サイドで1対1の状況が生まれる。だが我々としては、スピード勝負を強いられる1対1を出来る限り避けたい。もしサイドで突破を許し、余裕を持ってセンタリングを上げさせてしまったら、今度はゴール前中央で高さやパワーの勝負を挑まれる。体格で劣る日本人には、やはり不利なシチュエーションであるはずだ。


・そのため僕は発想を転換し、相手がサイドに侵入するコースを消して、中央にボールを運ばせて奪うコンセプトをチームに与えた。まず前線の選手には、相手の最終ラインからロングボールを自由に蹴らせないための守備を求めた。FWが相手の自由を奪うところから、チーム全体でボールを奪うという組織的な守備を開始する。次に、パスの受け手となる選手にはMFが縦のコースを切りながら寄せ、人数の多い中央のエリアへとボールを誘い込む。そして相手のボランチにパスを通させて、そこにボールが入った瞬間「はい待ってました」と奪い取る。


・指導者がやりがちなことといったら、レギュラーを確保できない選手のミスを指摘することだ。今のじゃダメだ。もっと頑張れ。その指導者は、選手に奮起を促しているつもりなのだろう。だが、そういう指導者が率いるチームでは、だいたいいつも同じ選手ばかりがしかられている。


・海外キャンプ時には「今日はジムまでジョギングして、そこで筋トレをやる」と選手たちに言っておきながら、ボウリング上へ向かったということもある。


・主人は自分の意見にこだわる人ではないんです。こだわるのは、あくまえも目標を達成すること。そのためだったら、自分のやり方を変えることも厭わないですね。



これら以外にも学ぶべきところが多い一冊である。会社で女子社員の部下を抱えている人にとっても役に立つ一冊だと思う。
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サッカーノートの必要性


サッカーノート。
学生のときに書いた人も多いのではないだろうか。私自身、高校生になってからサッカーノートを書き始めた。内容は毎日の練習メニューとそのポイント、そして何を意識して練習すべきなのかを書いていた気がする。実際サッカーノートを書いたことによって、現在の指導に生かされている部分は多々ある。



私が教えている小学生のチームでもサッカーノートを書かせている。とはいえ毎週の練習のたびに書かせるのは大変なので、試合後のみに書かせて次の週に持ってこさせている。書く内容はその子供によって違うが、試合の良かったこと、悪かったこと、自分のプレーの良かったこと、悪かったことなどを書いてくる子が多い。



正直なところ、始めのうちは小学生のノートの内容にはあまり期待していなかった。誤字脱字も多そうだし(実際多いが)、そもそも文章がよくわからないのかと思っていた。しかし内容を読んでみると意外と良いことを書いている子も多い。試合の内容をしっかりと分析している子もいるし、実際のプレーを図に書いてくれる子もいる。また、一番良いのはプレーについての質問が書かれてることである。



小学生がコーチにプレーについての質問をするのはなかなか難しい。指導者からプレーについて指摘されて、それについて修正することは出来るかもしれない。しかし自分が足りないと感じたことを自分から進んでコーチに質問してくる子はなかなかいない。実際私が選手のときにもそのようなことをしていた記憶はない。



しかしサッカーノートを書かせ始めると、意外と自分のプレーについての質問を書いてくれる子が多かった。例えば「どうやったら1対1に強くなりますか?」とか「このような場合どのポジションにいればよいですか?」、「自分に一番合ったポジションはどこですか?」などといった質問があった。このような質問をしてくれる子は、将来必ず上手になると思う。



実際のところサッカーノートを読んでいると、その子が将来どれくらい上手になるのかがわかる気がする。やはりしっかりとサッカーについて考えている子は、それなりにしっかりとした内容を書いてくる。そしてその内容を読めば、その子がどれくらいしっかり考えてプレーをしていて、何を意識して試合をしているのかがわかる。



ただサッカーノートを書かせると、確実にコーチの負担は多くなる。なぜなら毎回試合が終わった翌週にサッカーノートを読んで、コメントを書かなくてはならないからである。 人数が多いチームだとそれだけでもかなり時間をとられてしまうだろう。しかしその時間が決して無駄になることはない。子供たちとよいコミュニケーションをとるためにも、サッカーノートを書かせることは効果的だと思う。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック8月号


『サッカークリニック8月号』を読んだ。今回のテーマは「攻守の切り替えを加速せよ!」というものである。攻守の切り替えが試合のポイントだといわれ始めてからかなりのときが経っているが、攻守の切り替えの重要性はどんどん高まっている。特にバルセロナの攻撃から守備への切り替えの早さを参考にするチームはこれからどんどん増えるだろう。以下内容を引用する。


・バルサは、ボールを失ったエリアに関係なく、その直後の5秒間はボールを奪い返すために全力、そしてチーム全体でプレスをかける
→奪え返せない場合はリトリート

・どの試合でも6,7割ボールを支配するバルサの選手は、基本的に相手よりもフレッシュな状態にある
→5秒間全力でプレスをかけることはさほど大変ではない

・ゲームの最中にいったんプレーを止め、「今何考えていたの?」と子供に問いかけると効果的
→ボールに近い選手から一番遠い選手まで順番に聞いていく

・攻撃と守備を完全に分けたトレーニングを反復することが切り替えの能力を失わせる原因になっている
→例えば4対2のボール回しでは、守備側の2人のうちのいずれかがボールを奪った場合は、グリッド外にドリブルで持ち出して初めて攻撃側の選手と交代できるというルールにするなど

・土曜日:試合、日曜日:アクティブリカバリー、月曜日:オフ、火曜日:高強度のトレーニング

・日本では「体の向きが大事」と、良い状態でボールを受けることを重視している。ところがブラジルでは、育成年代で悪い体制でボールを受けている場合が散見される。選手に聞くと、「良い向きでボールを受けたら、相手は飛び込んでこないから、相手が飛び込んでくるようにわざと悪い体勢で受け誘っているんだ」と話していた。それが世界の現実です。


攻守の切り替えを選手に身につけさせるためには、練習中から意識させなければならない。試合中に「切り替えを早くしろ!」と言ってもコーチの声に反応してから動くだけである。練習中から攻守の切り替えを意識させておいて、試合中は無意識のうちに切り替えられないと意味がない。


バルセロナのようにボールを取られた後5秒間は全力でプレスという目安を決めても良いと思う。その目安を元にディフェンスのリーダーがプレスをかけるのかリトリートするのかを決定する。それが上手く出来ているのがバルセロナであり、レアル・マドリードである。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

マリノスVSフロンターレ


先日マリノスVSフロンターレの神奈川ダービーを日産スタジアムまで見に行った。結果はマリノスが2-1で勝利したのだが、久しぶりに見ていて面白い試合だった。両チームともタレント性が豊富で、現在好調のチームなため、ハラハラドキドキの90分間だった。


特にマリノスに関しては若手、中堅、ベテランを上手く組み合わせてバランスの良いチームが出来ている。サイドバックが少し力が劣る選手が多いが、それ以外のポジションは日本代表レベル、もしくはそれに近い選手が集まっている。


マリノスは現在珍しく4-4-2のダイヤモンドを用いている。アンチェロッティ時代のミラン、チェルシーのような形で、この日はボランチに小椋、サイドハーフに谷口と兵藤、トップ下にアーリアという布陣だった。ちなみに中村俊輔は怪我だったようである。


4-4-2のダイヤモンドの弱点はサイドの人数少ないことである。サイドバックはもちろんサイドにいるが、サイドハーフは常にサイドにいるわけではない。ダイヤモンドのサイドハーフは中にも絞らなくてはいけないし、谷口も兵藤も基本的にはサイドに張っている選手ではない。よってサイドは1.5人ぐらいの割合でしか選手がいない。


それが4-4-2のフラットになるとサイドバック、サイドハーフの2人がサイドにいることになる。よって基本的にはそこで数的優位を作られてしまうことが多い。これを解消するためには、2トップのどちらかがサイドに開き、サイドバック、サイドハーフ、トップの3人で2人分を担わなくてはならない。


案の定前半は4-4-2のフラットを採用したフロンターレペースで、フロンターレが決定的なチャンスを決めていればそのまま試合は終わっていたかもしれない。しかしフロンターレは決定期を何度も逃し、そして逆転されてしまった。


マリノスが調子を取り戻したのはアーリアを下げて、渡邉を入れ、そして小野をトップ下に持ってきてからである。小野はもともとトップの選手のため、マリノスは変則的な3トップになった。これはメッシをトップの真ん中において、変則的な3トップを作っているバルセロナと同じような布陣である。3トップの両サイドが多少開き気味になることで、サイドの数的不利を解消することができた。


そして大黒、渡邉の綺麗なシュートを決めた後はキムクナンを入れ、逃げ切りに入った。このキムクナンが非常に利いていて、ロングボールを彼に当てればだいたいのボールがこぼれ球になる(また彼は意外と足も速い)。それを渡邉が拾うことで上手く時間を使っていた。


正直いって今回は木村和司の采配が良かったといわざるを得ない。先発させた大黒は常に裏のスペースを狙っていて、フロンターレのラインを下げる役割を果たしていた。そして下がったラインの前のスペースで小野が自由にポジションを動かす。アーリアの動きが悪いと思ったら渡邉を入れ、変則的な3トップにして小野の動きをさらに生かし、サイドの数的不利を解消する。そして逃げきろうと思ったらキムクナンをいれロングボールをせらせる。ハッキリ言って完ぺきである。


これでマリノスは2位に浮上した。1位の柏が調子を落とし始めたので、久しぶりにマリノスが首位に浮上するチャンスがある。これに中村俊輔が戻ってくれば、本当に強いチームになるかもしれない。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

C級ライセンスリフレッシュ講習会


先日東京都のサッカーコーチングライセンスC級のリフレッシュ講習会に参加した。1日型のコースで、午前中に講義と講師の方のデモンストレーションがあり、午後は指導実践という形になった。


久しぶりにリフレッシュ講習会に参加したため久々に緊張したが、やはり周りは教え方が上手な方が多かった。普段から子供たちを教えている人も多いし、実際にかなり有名なチームで教えているという人もいた。午後の指導実践では、講師や他の指導者の方がアドバイスをしてくれるため、私も普段気がつかない部分をご指摘いただいた。


サッカーのコーチは誰でもできるし、とくに資格なども必要ない。確か公式戦に参加するためにはD級ライセンスを持っている人が必要だったような気もするが、それさえ満たせばだれでもできる。しかしそのレベルは人によっても違うし、チームによっても違う。ライセンスを持っているからといって教え方が上手なわけではないし、持っていない人でも教え方が上手な人もいる。しかしある程度の共通理解を持って指導にあたるのは大事だと思う。


現在の日本サッカー教会の指導方針は、基本的に1トレーニングに1テーマという形で行われる。その中で基本的には以下の4つのトレーニングに分けて指導を行うが、すべては一貫したテーマを持って行われる。シュートがテーマのときには、Warming UpもGameもすべてシュートをメインに教えることになる。


1.Warming Up
2.Traning1
3.Traning2
4.Game


私自身はこの方法に賛成であり、実際に私がトレーニングを行う際にも参考にしている。やはり1つのテーマを持ってトレーニングに臨んだ方が、子供たちもわかりやすいし、また指導するポイントも絞りやすい。シュートがテーマの日にはシュートのポイント(足首固定、ボールやGKをよく見る、ファーストタッチ、動きなおしの質など)のみを指摘すればよいので、子供たちが混乱する要素がない。


1.Warming Upではボールを使った基礎トレーニングとなる。フリーで行うときもあれば、簡単なプレッシャーを与えて行うときもある。いずれにせよ体を温めると同時に、その日のポイントを簡単に伝えることが目的である。

2.Traning1では相手がいる中でのトレーニングとなる。ただ人数的にはあまり多くはなく、1対1や2対2ぐらいの人数で行うことが多い。ここでその日のポイントをしっかりと叩き込む。

3.Traning2では相手がいてしかもゴールを使う場合が多い、人数的にも4対4や5対5ぐらいの人数で、実戦さながらのトレーニングとなる。しかしその日のポイントができていない場合は、ゲームフリーズして指摘する。

4.Gameではその日のトレーニングを生かしたオーガナイズにする。その日教えたことがうまく出やすいように、工夫してコートの広さ、人数、ルールなどを設定する。


指導する際のポイントはやはりしっかりとゲームフリーズができるかどうかにかかっている。シンクロコーチングで流れを止めずに指摘する場合もあるが、それだけだとなかなか子供たちの頭の中に入らない。指摘するべきポイントがあればしっかりと止めて、子供たちに質問をし、考えさせ、最終的には頭に残す必要がある。


今回のリフレッシュ講習会ではその基本を改めて学ぶことができた。定期的に参加して、常に学ぶ姿勢を忘れないようにしたいと思う。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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