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マンツーマンは時代遅れなのか?


多くの人はマンツーマンディフェンスを時代遅れのものだと思っていないだろうか?


現代サッカーでは多くのチームがゾーンディフェンスを使用している。マンツーマンを使用しているチームは現在Jリーグでもほとんどないだろう。またワールドカップで使用しているチームも見たことがない。


しかしマンツーマンが全くダメなのかというとそうではない。特に育成年代においてマンツーマンディフェンスを採用することは良い面もある(もちろん悪い面もある)。


まずマンツーマンを使用すると、目の前の相手(つまり自分がマークしている選手)には絶対負けたくないという気持ちが出てくる。ゾーンの場合はその都度マークが変わるので、あまり1対1で勝負しているという気持ちはしない。しかしマンツーマンの場合は、抜かれたりゴールを決められたりすると責任範囲がはっきりするので、普段以上に気持ちが入る。


また、相手チームからしてみるとゾーンディフェンス相手に慣れているため、マンツーマンをどうやってかいくぐればよいのかが分からない。単純に考えればポジションチェンジをしてスペースを開ければよいのだが、育成年代ではそこまで頭が回らない。「なんかやりにくい」という気持ちだけが残ってイライラするチームが多くなる。


さらに攻撃面に関しては、個の能力を上げるためにはもってこいのチャンスになる。一般的にこちらがマンツーマンをしているということは、相手もマンツーマンに近い形になる。そうなると自分がドリブルで相手を抜けばビックチャンスになるため、どんどんチャレンジさせることが出来る。またゴール前での1対1での勝負も多くなるだろう。


もちろんマンツーマン戦術がこれから流行するとはとうてい思えない。また育成年代においても最新の戦術(現在であればゾーンディフェンス)を教えることは大事である。しかしたまにはマンツーマン戦術をとりいれて個の勝負をさせるのも、子供たちにとって良い刺激になるのではないだろうか。


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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

ファーガソンの選手起用について

マンチェスターU対リバプールの試合を見た。試合は1対1の引き分けで、どちらかというとリバプールのほうが押し気味の試合だったが、リバプールホームのアンフィールドで引き分けという結果であればファーガソンとしては満足の試合だっただろう。


私が結果以上に気になったのは、マンチェスターUのスタメンである。デ・ヘア、エブラ、ファーディナンド、エバンス、スモーリング、フレッチャー、Fジョーンズ、パクチソン、Aヤング、ギグス、ウェルベックとなっている。注目すべきは、サブにアンデルソン、キャリック、ナニ、エルナンデス、バレンシア、そしてルーニーがいることである。


どちらがレギュラーなのかがわからない豪華なメンバー選考だが、ファーガソンの上手なところはこの選手起用である。相手の力、ホーム・アウエー、天候、順位などによってメンバーをころころ変えてくる。聞いた話のよると、ファーガソンは2試合続けて同じスタメンで戦ったことがない。


おそらくファーガソンの中にはレギュラーという枠組みがないのだろう。試合によってそのときに最適なメンバーを選択する。場合によっては最適ではないにしても、それでも勝てるようなメンバーを選択する。多くの選手を交代で使うことによって、チーム内に競争意識を促し、選手のコンディションも配慮したメンバー選考をしているのである。


またポジションについてもいろろなポジションで使えるよう選手を試している。今回であればFジョーンズは本来センターバックの選手だが、この試合ではボランチで使われている。またルーニーも途中から出てきてセンターハーフで使われている。マンチェスターUで起用される選手は複数のポジションが出来るように訓練されているのである。


選手としてはこんなにやりがいのあるクラブはない。普通強豪チームになるとCLなどにも出なくてはならないため、レギュラー組はコンディション調整で苦労する。またサブ組選手からしたらなかなか試合に出られなくて不満がたまる。しかしマンチェスターUにいれば、レギュラー組の選手はちゃんと休ませてくれるし、サブ組の選手はしっかりと試合に使ってもらえる。


もちろんマンチェスターUの選手のレベルが高いという理由もある。サブ組とはいっても全ての選手がどこかの国の代表選手である。誰が出てもしっかりとしたパフォーマンスが出来るのは当たり前かもしれない。しかしだからといってファーガソンのように多くの選手をしっかり出してあげる監督は少ない。ターンオーバー製を敷いているといっている監督も、主要メンバーは常に出していることも多い。


この選手選考の方法はおそらく育成年代にも通用するだろう。育成年代では特にレギュラーとサブのレベルの差が多くなってしまうチームが多い。なぜならレギュラー組みの子は多く試合に出て、サブ組みの子は試合に出ることが出来ないからである。これは当たり前の話であり、そこら中のチームで良く見られる現象である。


しかしだからといってそれを続けていてはますます差が大きくなるばかりである。本来であればファーガソンのように毎試合ごとにメンバーを変更して、チーム内に競争意識を出させるべきである。またいろいろなポジションで使ってみて、プレーの幅を広げさせるべきである。ファーガソンはもともとマンチェスターUの育成コーチだが、この辺のキャリアもメンバー選考に影響しているのではないだろか。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック11月号


『サッカークリニック11月号』を読んだ。テーマは「ゲームを分析しよう!」である。一般的にゲームの分析には2種類がある。1つは相手チームを分析すること、そしてもう1つは自分のチームを分析することである。小学生年代では相手チームを分析することはほとんどないと思うので、まず自分のチームを分析することになる。以下内容を引用する。



・良い監督になるための条件は、自分自身向上に勤めることだ。ハードワークを積めない者がほかの者、つまり選手を向上させられないわけがない。ロビーニョを指導するにせよ、11,12歳の子供を教えるにせよ、結局必要な才能は同じだ。


・指導者が選手と率直に話し合わなければ何も解決できないだろう。


・ハーフタイムはまず選手同士で自由に話をさせています。そのとき私は席を外していますが、ちょっと聞き耳を立てて、どういう話をしているか聞いているわけです。そうすると、間違ったことを言う選手はほぼいないので、問題がなければ私からは「そうだよな」という程度で済ませます。


・サッカー選手に関しては「どうやったら速く止まれるか」ということを追求したほうが、実は動作自体は早くなるのではないかと思っています。


・6歳~14歳におけるサッカーの一番の目的は、サッカーを楽しむこと、2つ目はサッカーの正しいプレーを学ぶこと、そして3つ目が試合に勝つことです。


・能動的教育法
→選手に問いかけて考えさせる
→自力で答えを見つけさせる
→プレーの知性とビジョンを獲得


FCバルセロナの人材育成術


『FCバルセロナの人材育成術』を読んだ。サッカーの棚に置いてあるのではなく、ビジネス本のところに置いてあったので、探す場合はビジネスの棚も見てみると良い。内容はFCバルセロナの人材育成術について、数多くのスタッフ、監督にインタビューしたものをまとめたものである。


おそらく育成年代の指導者にとって「勝利か育成か」という問題は常に付きまとうだろう。勝利を求めすぎると下手な子が試合に出れなくなってしまうし、下手な子を試合に出すと勝てなくなってしまう。このようなジレンマを抱えているコーチは多いと思う。


しかしこのジレンマを解消しているチームがある。それがFCバルセロナである。バルセロナは世界でNo1のチームでありながら、その選手の多くはカンテラ、つまりバルセロナユースの出身である。世界で一番強くて育成も上手なチームがバルセロナなのである。


結論から言うと「勝利か育成か」という問いかけに対する答えはこの本には書いてない。なぜならインタビューアーによってもこの答えは違うからである。著者は育成がメインだと主張しているが、何人かのインタビューアーは勝利こそがメインだと言っている。またバルセロナの育成システムも、勝てなければコーチはクビになるし、選手も1年ごとに契約更新となっている。意外と短期的に結果を求める部分がある。


たださすがに世界No1のチームだけあって、育成スタッフがしっかりとしていると感じられる部分が多い。1人1人の育成スタッフの意見はそれぞれ異なるが、それぞれにしっかりとした理論があり、経験が感じられる。この中から自分の模範とすべきローモデルを探すこともできるだろう。


以下内容を引用する。


・指導者にとって第一の使命は少年たちの総合的な教育であり、良いサッカー選手になるよう指導することは2番目だ。

・監督と選手の対話は必要ないと考える監督は多い。ヒエラルキーを示す必要があると思っているのだ。「俺が命令するから、お前は従え」というわけだ。だが、これは違うと私は思う。日々の言動によって尊敬を勝ち取ることこそが、重要なのだ。必要とあれば、きちんと選手と面と向かって対話の場を持ち、率直にうそをつかずに向き合うべきだ。

・また、チームの一員のようになるべきだと考える監督もいる。これも間違っている。全選手の友達になることは不可能だ。監督は常識的な行動をとることを心がけ、各選手を一人の人として尊重し、そして、きっぱりとした態度で選手と向き合うべきだ。親は自分の子供を深く愛していても、叱るべき時は叱りつけるものだ。それは監督も変わらない。

・当然のことだが、選手は指導者から大きな心理的影響を受ける。だからこそ、選手の心のバランスを維持したり、選手に考える機会を与えたりするために、バランサー(バランスを維持する装置)の役割を担う指導が効果を発揮する。傲慢には謙遜を。不安には信頼を。3点ゴールを決めれば、ベンチに座らせる。PKを失敗したら、次のPKも蹴らせてみる。

・親がでしゃばらなくても、プロ選手になるべき選手はプロになるものだ。

・私たち親は、子供の幼少時代を最大限に延ばし、子供がずっと子供らしくいられるようにしてあげなければならない。

・競争心は選手の成長には絶対に欠かせない。しかし、「競争をするからといって常に勝たなければならないわけではない」というのがポイントである。競争することが大事なのであり、勝敗はまた別の話なのである。

・最も重要なのは、競争することを学ぶことにある。競争することを学ぶということは、勝利することを学ぶとことであり、そして何よりも、負けることを学ぶことを意味している。

・私はいつも選手たちに「試合に負けて悔しがるのはいいし、それは自然なことだが、それはシャワーを浴びるまでにしなさい」と教えている。

・アメリカでは教育の中にしっかりスポーツが組み込まれており、スポーツをする時間が十分確保されている。

・プロサッカー選手の道に進もうと思っている若者には、勉強をやめないよう忠告したい。将来役立つ知識は、学んでおくべきだからね。勉強すると仲間意識が強まり、人の話を聞くようになる。どんなスポーツ選手にとっても、勉強はとても大事なことだよ。


FCバルセロナの人材育成術FCバルセロナの人材育成術
(2011/10/04)
アルベルト・プッチ・オルトネーダ

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

監督ザッケローニの本質

『監督ザッケローニの本質』という本を読んでみた。ザッケローニの生い立ちから今までのキャリア、そしてこれからの展望について詳しく書かれている。ザッケローニはプロサッカー選手のキャリアがないということは有名だが、それ以外にもいろいろ苦労している部分がある。


まずザッケローニのキャリアで驚くべきことは、サッカーの監督になる前はホテルの支配人をしていたということである。そして事業自体は安定していたにもかかわらず、その事業を捨てて監督業に専念したのである。この度胸には驚くべきものがあるが、それについていった奥さんもすごい。


そしてザッケローニというと3-4-3のイメージがあるが、ザッケローニ自身はこのシステムをベストなものだとは思っていない。あくまで大事なのはチームのメンバーに合わせてシステムを組むことであり、システムありきではない。実際数多くのチームで4-4-2、3-4-3、3-5-2、4-2-3-1を使用している。


トレーニングメニューに関しては選手を型にはめて戦術的なトレーニングをすることが多かったようである。ラファエル・ベニテスのように守備と攻撃のパターンをあらかじめ決めておき、それをトレーニングで何度も繰り返すことが多い。ただ戦術面での細かさは群を抜いており、選手からはつまらない場面もあったという意見の反面、ディティールまでこだわるプロフェッショナルな監督だという評価もある。


またザッケローニは攻撃的なサッカーを思考する監督というイメージがあるが、一番大事にしているのはバランスである。以下のインタビューを読んでみるとそれがよくわかるだろう。


「私が欲しいのはバランスだ。ボールを持っていないときにはしっかり守らなければならないが、同時にボールを奪った時に効果的な攻撃ができるよう準備していなければならない。攻撃と守備というのは、完全に2つに分かれているわけではない。それぞれの中にそれぞれが含まれている。ボールを奪うのは守備だが、ボールを奪った瞬間には攻撃の準備が整っている必要がある。攻撃していてボールを失った時には、すでに守備の体制が出来ていなければならない。常に攻撃と守備を両立させることが必要だ。バランスというのはそういうことだ」(p247)


これは戦術的ピリオダイゼーション理論と同じことを言っており、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督も同じことを言っている。現代のサッカーでは攻撃と守備というふうな2項対立は成立しない。よってトレーニングにおいても攻撃と守備がバラバラになったトレーニングは効果が薄いのである。


また日本サッカーについてもコメントをしている。


「日本にはファンタジア(創造性)がない?なぜそう思うのか私には理解できない。Jリーグには創造性を備えた選手がたくさんいるじゃないか。日本人はあらゆる分野で創造性を発揮しているのに、どうしてサッカーだけそうでないというのだろうか?日本人は非常に正確できちんとしているが、同時に創造性にもあふれている。国際的な建築家がたくさん生まれているのもその一例だろう」(p252)


ザッケローニの良いところはこのように褒めてくれることだろう。この文章を読んで嬉しいと思わない日本人はいない。実際選手たちもザッケローニは自分のことを褒めてくれて自信を持たせてくれるというコメントをすることが多い。これは少年サッカーにおいても大事なことではないだろうか。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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