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教えないことこそがコーチング


中日ドラゴンズの落合監督が今年で辞めるようである。セリーグで優勝して日本シリーズに進出したにも関わらず辞任というのはもったいないような気がするが、ガンバの西野監督と同じように、いずれはこのようなタイミングが来るのが監督の宿命である。


落合監督は野球の監督だが、指導やコーチングという面で参考になる部分が多い。落合監督の指導で有名なのは、監督/コーチが選手に指導をすることをやめたということである。


このように書くと語弊があるかもしれないが、中日ドラゴンズでは基本的に監督、コーチが選手に自分から指導することはない。もちろん選手が自分からプレーについて聞きにきたときには真摯に答えるが、それ以外は選手を見ているだけである。


一般的に、指導熱心なコーチは選手に自分から声をかけてプレーについてのアドバイスをする人だと考えられている。しかし実際に選手の立場から考えると、必ずしもそのようなコーチが良いわけではない。いちいち自分のプレーに関渉してくるのが面倒くさいと思う選手もいるのである。


おそらく落合監督に言い分はこうである。


プロ野球になるくらいの選手であればある程度自分の感覚というものを持っている。それを監督/コーチに指摘されてしまうと、自分の感覚、フォームというものを崩してしまう可能性がある。よってその部分は自分で考えて努力するべきである。また、本当に上手くなりたいと思っている選手であれば、必要なときに自分から指導を請うはずである。よってあえて監督/コーチから声をかける必要はない。


おそらく野球とサッカーでは少し違う部分もあるかもしれないが、コーチングというものは本来そういうものである。基本は選手自らが考えてプレー、練習をする。そして本当に必要なときだけアドバイスをする。これが選手を伸ばす秘訣である。


私もたまにこれと同じようなことをする。試合中に調子が悪い子供がいて選手交代をしたときに、あえてその子供には交代した理由を話さない。そしてなぜ自分が交代させられたのかを考えさせるのである。交代させた理由をいちいち説明していると、子供たちがその説明を待つようになる。そして最終的にはコーチの言ったことだけを聞いていて何も考えない選手になってしまう。


とはいえ小学生年代の子供たちに落合監督のような指導をすると、子供たちのモチベーションがあがらない可能性もある(無視されていると感じてしまう可能性もあるため)。その辺のバランスが難しいところである。

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

サッカークリニック12月号


『サッカークリニック12月号』を読んだ。今回のテーマは「バルセロナの育成システム徹底分析」である。現在世界最高のサッカーチームはバルセロナであり、また世界で一番育成で成功しているチームはバルセロナである。『サッカークリニック』が特集するのも当然だろう。以下内容を引用する。


・「勝たなければいけないのか?」と聞かれれば「イエス」と答えますが、「何よりも勝利が必要か?」と聞かれれば答えは「ノー」です。

・家族と一緒に選手が寮にやってきた初日「普通に考えれば、君、そしてあなたのお子さんはトップチームまでたどり着けません」といいます。

・練習が休みの日、つまり月、水、金の朝に、その日に自分がやることを書いて提出してもらいます。そして私がその内容を確認してコメントを書き、夕方には返却します。

・サッカーノートには今おっしゃったように過去を振り返る、つまりその日の練習や試合を振り返るものです。そしてトレーニングノートは、先ほど説明したように休みの日の行動予定を書くものです。

・そもそもポゼッションサッカーを可能にするアプローチはシステム理論上、2種類あります。1つはバルセロナが採用する「1-4-3-3」システムのように、ピッチ上に選手を均等に配置し、ボールをスムーズに循環することが生命線となります。

・もう1つは「1-3-5-2」や「1-4-4-2」のように「合理的な人の配置になっていない」システムを採用することです。「1-4-4-2」システムでは前線の両サイドにスペースが残されており、そこにトップやサイドの選手が流れて攻撃を構築します。

・「パスは受けられなくても、サイドバックは高いエリアに移動する」ほうがポゼッションにおいて有効だと思います。

・サッカーの戦術において「トレンド」という表現が良く使われますが、監督は「流行しているから使う」のではなく、それがロジカルだから使うのです。

・監督にとって最も困難なミッションは戦術や練習メニューを考えることではなく、選手を育てることです。育成年代の指導を経験している監督ならば、トップチームの指揮を執るようになっても選手を育てることが出来ますし、選手はその能力を最も高く評価し感謝するのです。

・敗戦が予想される試合でもそこから選手が何かを得るような誘導を指導者が行うべき

・私は負けたときには「できたこと」に比重を置いて自分の頭を整理し、選手にも自覚させます。逆に勝ったときには「出来なかった」ことに比重をおきます。

・子供に戦術を教えるのは非常に難しい。前後左右、高低、さらに時間に関していくら言葉で説明し、繰り返し練習しても限度がある。最も効率的なのはモデルを見せること、つまりトップレベルのゲームを見せることだと思う。


現在はトップチームの監督にも育成の面が求められる。グアルディオラはバルセロナBチームの監督をやっていたし、モウリーニョはもともと体育教師である。資金的にも厳しい現代においてはあ、若い選手を育成して強いチームを作る傾向がこれからもっと増えてくるだろう。スペインなどでは若い選手を育成してビッグクラブに売ることで利益を出しているチームもある。日本にもこのようなチームが増えても良いと思う。

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サブの子供たちは試合中に何しているか?


あなたのチームではサブの子供たちは試合中に何をしているだろうか?


多くのチームでは自分たちのチームの試合を見るように指導していると思う。自分たちの仲間が試合をしているのだからそれを真剣に見て応援するのが当たり前である。しかし子供たちは本当に集中して試合を見ているだろうか?


多くの指導者は以下のようなことを子供たちに言って試合を見せていると思う。


・試合を見て自分が試合に出たときのイメージを作りなさい
・味方を応援しなさい
・相手チームの弱点を見つけなさい
・コーチにアップしなさいといわれたらアップしなさい


私のチームでも同じようなことを子供たちに言っていた。ただしハーフタイムに子供たちで話し合わせるために、サブの子供ひとりひとりに担当を決めて、先発の子にアドバイスさせるようにしていた。


しかし後半ぐらいになってくると、子供たちの集中力も切れてきて、試合を真剣に見てない子も出てくることに気づいた。最初これは子供たちの意識の問題なのではないか、つまり試合を真剣に見ないのは意識が低いせいではないかと思っていたが、だんだんとこれは子供特有の問題ではないかと考えた。


おそらく子供たちにとって20分ハーフの試合を全て見ているというのは集中力が続かないのである。それに対してコーチが「集中して試合を見なさい」といっても仕方がないのかもしれない。そう思い出したのである。


それからは私のチームでは次のようにしている。


・前半:試合を見る(どの選手を見るか担当を決める)
・ハーフタイム:子供たちだけで話し合う
・後半:ドリブルの練習


前半までだったら子供たちが試合を見る集中力も続く。またハーフタイムに子供たち同士で話し合わせるために試合を見せることは重要である。しかし後半に関しては子供たちの集中力も続かないので、サブの子全員にドリブルの練習をさせるようにした(コーンドリブルである)。そうすることで単純にウォーミングアップにもなる。


サブの子は先発の子に比べてその日にボールに触る機会が少なくなってしまう。よって試合中にドリブルの練習をさせてボールに触る機会を多くすることは、サブの子供たちの底上げにもつながるのではないだろうか。


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Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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