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技術的なミスは叱らない


サッカーはミスをするスポーツである。このことは多くの人が知っている。しかし実際に子供たちがミスをすると、どうしても叱りたくなる。「何でそんなミスをするんだ!」「丁寧にやれ!」「そんな簡単なことも出来ないのか!」こんな言葉を聞いたことがある人は多いだろう。


しかし一流の指導者ほどこのような言葉を発することはない。一流の監督は技術的なミスに関しては全く怒らない。なぜなら技術的なミスはどうしても起こってしまうことだからである。しかし戦術的なミス、例えばポジショニング、集中力、事前の準備などについては徹底的に修正をかける。


2011年に柏レイソルをJ1優勝に導いたネルシーニョ監督はその意味でまさに一流の監督である。『ネルシーニョ すべては勝利のために』には次のように書かれている。


「無論、”防げるミス”に関しては、容赦なく指摘の声が飛ぶ。気の緩みからプレーが”軽く”なったり、しかるべき動きをしていない選手には容赦なく注意する。しかし、基本技術のミスについて怒ることはほとんどない。「できないことをやれ」と言うことはないし、「こんなこともできないのなら、やめてしまえ」などと叫ぶことはない。技術的なミスに関しては、それほど叱咤することはないのだ」(p28)


私もこれについては同じ意見で、技術的なミスに関してはほとんど怒らないようにしている。ただ、明らかに集中力が切れていて、それに付随したミスに関しては叱咤すようにしている。逆に戦術的な指示については細かく何度も指示を出す。ラインの上げ下げ、中盤のプレッシング、チームの約束事にかなしては、守らなかった選手を厳しく追及する。あくまでもサッカーはチームスポーツだからである。


また、私がもう一つ気をつけていることがある。それは”ボールを持った選手には指示を出さない”ということである。よく指導者に多いのが「ここに出せ!」「突破しろ!」「キープ!」といった指示をボールを持っている選手に出すことである。もちろんこれは悪いことではないのかもしれないが、個人的には選手の選択肢を狭めるという意味でやらないようにしている。サッカーはボールを持った選手が主人公であり、主人公こそが次の行動を判断するべきだからである。


サッカーは規律と個性をいかに両立させるかが重要なスポーツである。私個人の意見で言えば、規律の面は戦術、個性については技術が相当すると考えている。よって戦術に関しては厳しく指摘をし、技術に関しては出来るだけ指摘をしない(もちろんたまに熱くなってしまうときもあるが、、、)。皆さんはどうお考えだろうか。




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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

マンツーマン指導の重要性


ザッケローニの指導方法の一つにマンツーマン指導というものがある。現在日本代表では、ザッケローニが練習前後に選手に対してマンツーマンで指導する姿が多く見られている。また試合前のロッカールームでは、選手一人一人に対してコメントをしてから全体でのミーティングに入る。


マンツーマンで指導をするメリットは、その選手に対して独自のアドバイスができることである。どうしても全体でのミーティングになると、チーム全体の戦術やメンタル面の指示が多くなってしまう。選手一人一人に指示を出す時間はほとんどない。


しかし選手が一番求めているのは、その選手にピッタリの指導である。その選手の強み、弱み、改善点などを独自に教えてもらえる時間は選手にとって至福の時である。ザッケローニはそのことを知っているため、練習前後、試合前後にマンツーマン指導の時間を取るのである。


チームをまとめる立場になるとわかるが、なかなか選手一人一人とマンツーマンの時間を取ることは難しい。チーム全体のことを考える時間が必要だし、練習メニューなどを作成する時間も必要である。おそらく意図的に時間を取るようにしなければならないだろう。


良くコーチング論で言われるのは、「褒めるときには全員の前で、怒るときにはマンツーマンで」ということである。特定の選手を全員の前で褒めてあげると、その選手は何か賞を受賞した時のような気持ちになることができる。また他の選手も「皆の前で褒められたい」とモチベーションを上げてくれる。逆に怒るときに全体の前で怒ってしまうと、「皆の前で怒られて恥ずかしい」という気持ちになる。もちろんそれが良い方向に働くこともあるが、マンツーマンで怒ったほうが事の大事さが伝わる可能性が高い。


ザッケローニはこの辺のバランスを取るのが上手なのだろう。日本代表選手からの話を聞いていても、マンツーマンのときに話された会話が印象に残っているという風に言う選手が多い。特に子供たちの場合、全体ミーティングではどうしても集中力が落ちてしまうことがあるため、マンツーマンでの指導が有効ではないだろうか。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

『サッカークリニック2012年2月号』


『サッカークリニック2012年2月号』を読んだ。今回のテーマは「フットボール失敗学」である。指導者といえども多くの失敗をすることは多くの人が感じているだろう。今回のテーマは失敗からどのように次の指導に生かすのかが多くの指導者の目線で書かれている。下記内容を引用する。



・右足でコントロールしたら左足で出す。左足でコントロールしたら右足で出す。これにより0.3秒はプレーを早められるでしょう。0.3秒というのは相手選手が2、3メートルの距離をつめることが出来る距離に相当しますから、プレーのしやすさが全く異なるはずです。


・「攻撃的な哲学を持ってチームを構築するほうが難しい。なぜならばそのためにはクリエーティビティーやタレント性を選手に発揮させなければならないからだ」
ルイス・ファンファール


・選手の失敗は指導者である自分の失敗。そういうふうに受け入れられるかどうかが大切だと考えています。なぜならその選手を育てたのも、試合で起用したのもほかならぬ私自身、つまり監督だからです。


・ミスが2回、3回続けば失点につながります。大事なのは、ミスが起きた後に、次に関わる選手がミスをしないこと。1つのミスで終わり、ゲームを落ち着かせることが出来ればいいわけです。


・いいメニューをやればいいのではない。子供たちと向きあわないといけない。


・目的意識のない子供から欲を引き出してあげるのが大切です。お箸の使い方だって「使えるようになりたい」からではなく、「食べたい」から覚えるのだと思います。ですから、練習の先にある何かをイメージさせてあげることが大事なのです。


・日常的に声を発するように導けば、日本の子供も声を出すようになりますし、選手同士がコーチングするようにしなければいけないと思います。そもそもサッカーではコーチングが非常に重要なのです。


・試合中、スペインではトップでも育成部門でもベンチの監督は、本当にガミガミ行っています。チームの方向性を誰よりも知っている監督がそれをすることは当たり前だと思われています。


・勝てたのは子供の頑張りのおかげ、負けたのは指導が悪かったから。


・指導者には、長い経験が必要です。「うまくいかない」と指導者を辞めてしまう人もいますが、辞めたらそこで終わりです。私自身、指導者として成功しているとはとてもいえませんが、失敗してもあきらめずに続けていくことが最も大事で、その中にこそ成功はあるのだと思います。


・基本技術を習得するためのドリルの必要性は感じます。しかし、通り一辺倒のドリル練習では子供は飽きてしまいます。指導者は身に着けるべき基本技術の柱の部分は変えずに、かつ子供を飽きさせないように工夫しながらメニューを組んでいく必要があるでしょう。


・群馬県のジュニア世代で言えば、基礎が出来ていない要因の一つとして、年間の試合数が多すぎる点が挙げられるでしょう。ジュニアのうちから勝負にこだわった指導をするため、基本的な技術の習得がややおそろかになっているのではないかと感じています。



やはり指導者として大事なのは、子供の失敗をいかに指導者の失敗と捕らえられるかどうかである。いつも子供の責任にしてしまっては指導者の成長はない。もちろん全ての責任を自分のせいだと考えてしまう人はうつ病になってしまうかもしれないが。


現レアル・マドリード監督のジョゼ・モウリーニョは次のようなことを言っている。「負けた責任は全員にあるが、原因は監督にある」。育成年代の指導者もこのようなモチベーションで指導に取り組めるかどうかが大事である。


あと個人的に気になったのは最後の年間の試合数についてである。群馬県では年間の試合数が多いからこそ基礎技術の低下が気にされている。現在日本サッカー協会では年間の試合数の増加、リーグ戦の発足を急ピッチで進めているが、このような課題もあるらしい。ここでいう基礎技術が何を指しているのかにもよるが、なかなか興味深い内容だと思う。



テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

罰ゲームは必要か?


あなたが教えているチームでは罰ゲームというものがあるだろうか?


罰ゲームというのは、例えばSmall Gameや4対2をやっていて、負けたチームに何か罰を与えることである。罰はそのときによって様々だが、腕立て伏せ、腹筋、ジャンプ、外周などいろいろなものがある。


個人的には罰ゲームを設定しておくと子供たちのモチベーションが高くなることが多いので、簡単な罰ゲームは常に用意している。腹筋5回とかジャンプ10回とかそういうレベルでの罰ゲームである。


ただしそれがフィジカルトレーニングのレベルになってしまうのは避けている。罰ゲームにも関わらず強度の高いフィジカルトレーニングを課してしまうと、それだけで子供たちのモチベーションが下がってしまう。また、そもそも小学生年代では強度の高いフィジカルトレーニングは必要ないのである。


本来であれば罰ゲームがなかったとしても高いモチベーションでトレーニングをしてもらうのが一番良い。Small Gameや4対2などでも、勝敗関係なく高いモチベーションを維持してくれるのであれば、罰ゲームなど必要ない。


しかし子供たちの場合はそう簡単にはいかない。特に街クラブの場合は全員が全員高いモチベーションを持ってサッカーに取り組んでいるわけではなく、単に体力づくりや習い事としてきている子も多い。その子たちのモチベーションを上げるためには、多少の罰ゲームを用意して、ゲーム感覚で取り組ませたほうが上手くいく場合もある。


また、罰ゲームというのは緊張感を作り出すのにも役立つ。例えばPKの練習をする場合、練習中に本番のPKの緊張感を作り出すのはなかなか難しい。そのときにPKを外したらグラウンド1週などという罰ゲームをつけておくと、本番に似た形の緊張感を作り出すことが出来る。


大事なのは罰ゲームが子供たちのモチベーションUpにつながるのかつながらないのかをしっかりと見極めることである。もしモチベーションUpにつながるのであれば、積極的にトレーニングに導入しても良いと思う。

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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