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「フットサルC級指導者講習会」参加


先日「フットサルC級指導者講習会」に参加してきた。箱根での2泊3日の合宿で、フットサルの理論、指導方法をみっちりたたきこまれた。講習は実技と講義があり、実技の時間では1日5時間以上走り回るときもあり、体力的にも精神的にもかなり充実した内容となった(最後の方はほとんど身体が動かなかったが、、、)。


私はサッカーの指導を始めてきて5年以上になるが、この講習でフットサルの可能性というものを肌で感じることになった。一般的にフットサルをやっている子供たちのボールタッチ回数は、サッカーをやっている子供たちの6倍にもなる。また、実技をやっていて思ったが、常にボールと関わりあうことができ、集中力を切らすことができない。


サッカーの場合、11人制の場合は特にボールタッチの回数が少なくなる。プロでも90分でボールを触っている時間帯は約3分程度と言われているし、小学生年代ではもっと少ないだろう。もちろんそれによって「ボールがない時の動きが大事だ!」という論理にもつながるのだが、やはりゴールデンエイジの子供たちにはボールを触る回数が多いに越したことはない。


またサッカーの場合、ボールと逆サイドの選手(サイドハーフやサイドバック)は、集中力が切れがちである。なぜならボールが直接飛んでくる可能性がすごく少ないからである。それでも「集中力を切らすな!」と指導するのは簡単だが、小学生年代の子供たちにそれを要求するのは少し無理があるだろう。


あとサッカーの場合、小学生高学年になると身体の大きい子が完全に優位になってくる。スピードを生かして前にボールをけり、それを追いかけるだけでGKと1対1になれる。そういう子たちにしっかりと技術を教えなければならないのが指導者の役目であるが、どうしても勝負の場面になるとそれを生かしたくなるのが嵯峨である。


そのあたりは日本サッカー協会も考えていて、11人制から8人制への移行で対処しようとしている。しかしそれと同時にフットサルの普及というのも大事になってくるのではないだろうか。スペインやオランダでは、小学生低学年では5人制を推奨しているという話もあるし、ブラジルやアルゼンチンではフットサルで技術を学ぶのが当たり前になっている。


フットサルであれば上記のようにボールタッチ回数も多く、常にボールに関わることができる。また、ピッチのどこにボールが飛んでくるかわからないため、逆サイドの選手が集中力を切らすこともない。さらにピッチが狭いため、単純にスピードを生かしただけのサッカーでは勝つことができず、テクニックと戦術を駆使したチームが勝つことになる。


もちろんフットサルの場合はロングキックを蹴る機会がない、足の裏を多用するボールコントロールになる、そもそもサッカーとは戦術も違うなどといった批判もあるだろう。しかしロングキックに関しては、そもそも小学生では筋力がないため、まずはきちんとボールをミートすることが大事だったりする。また、足の裏を使うことに関しても、サッカーでも使う場面は増えてきている(特にサイドバックの選手など)。さらに戦術に関しては、個人戦術、グループ戦術はサッカーとほとんど一緒である(オフサイドがないぐらい)。


個人的にはサッカーをやってきたのもありサッカーの方に気持ちが傾きがちである。しかし小学生年代の子供たちの育成を考えると、フットサルの方が優位な点も多くある。本当はサッカーチームとフットサルチームを2つを持って、サッカーの試合に出られない子をフットサルチームで育成する(もしくはその逆)というのが理想かもしれないが、その当たりのことを考えされられたことも含めて、今回の講習会は充実したものになった(ちなみにまだ合否の結果は出ていない)


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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

『サッカークリニック2012年3月号』


『サッカークリニック2012年3月号』を読んだ。今回のテーマは「シンキング・フットボール」である。オシムが前日本代表監督だったときから、「考えてプレー」させることが流行した。しかしその効果のほどはいかほどだろうか。コーチが「考えろ!」といっても子供たちがそれに対応できないことが多かったのではないだろうか。「考えてプレー」させることとはどういうことなのか、もう一度しっかりと考える必要がある。以下内容を引用する。



・「複数のスポーツをやったほうが、さまざまな刺激や動きによって運動能力が高まるのではないか」という私の仮説とは裏腹に、両者に有意な差は出ませんでした

・たくさん走るとか重いものを挙げるとか、達成感や疲労感でその成果を判断しがちですが、必ずしもそこは比例関係でないことが生理学的にも分かってきました

・育成の指導者にとって最も大切な資質は忍耐だ

・トップチームのシステムに合わせて育成するなどインテルではナンセンスだ。なぜなら、トップチームの監督はすぐに変わる。いつまでその監督が指揮をとるのか分からない以上、合わせても意味がない

・まず、自己表現のチャンスを与えなければ、選手の成長は見込めない

・「シュートはポストに当たってしまったけれども、その前に相手2人を抜いたドリブルの技術と、そのアイディア、勇気は、監督としても実に気持ちが良かったよ」と、選手自らが判断したプレーの良かった点を具体的に示してあげる

・解決策を教えずに「考えろ」というのは、指導者が解決策を知らない証拠です。選手自らに考えさせて解決策を見つけさせるのは間違っています。指導者は自分が持っている知識を全て伝えないといけません。「自分で考えろ」というのは、指導者が何をしたらいいかわからない、あるいは教えるだけの手段を持っていないから選手に託すしかないのです

・選手自身にプレーの判断基準を持たせるために、1つ1つのプレーに対して評価してあげることが重要だと思います。となれば、止めるまではしなくとも、良かった、悪かったがその場でわかるように声をかけるべきでしょう。指導者が静観しているだけですと、選手はプレーの評価がわかりません

・横並びの教育が行われている現実もありますが、サッカーというスポーツを通しての人間作りを目指す私は、格差を生むグルーピングは人間作りにおいて決してマイナスにはならないと思うのです

・バルセロナでも、攻撃側がディフェンダーよりも1人多い状況にして練習しています。シャビやアンドレス・イニエスタ、セスク・ファブレガスなど、ボールポゼッションをさせたら世界一の選手がいても、攻撃側が1人有利な状況にします

・監督に求められるのは、魔法ではなく、努力の継続



「考えてプレー」させることを意識すると、コーチとしてはなかなか指示を出しずらい状況に陥る。子供たちは基本素直なので、コーチの言われたことを実直に遂行しようとするからである。しかしこれが本当に考えてプレーしていることなのか疑問に感じているコーチも多いだろう。


しかし子供たちにはある程度最初は詰め込みで教える必要がある。子供たちの脳はタ・ブラ・ラサである。何も知識がないうちから「考えろ!」といっても何も出てこない。ある程度基本的なサッカーの動き、戦術を教えたうえで、そこから自分たちで考えさせる部分を要求するべきである。


しかしこのバランスが難しい。コーチが指示を出しすぎてしまうと考えなくなるし、指示を出さないと何も生まれない。この見極めこそがコーチの一番重要なところではないだろうか。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

たまには指導を他のコーチに任せてみる


「リーダーになる前は、成功とはあなた自身が成長することだった。ところが、リーダーになった途端、成功とは他人を成長させることになる」


ジャック・ウェルチはリーダーについてこのような言葉を残している。リーダーというと自らチーム、グループを引っ張っていく人物のように思われるが、実は他人を育成するという重要な役目も背負っている。


サッカーのコーチの場合、育成するのは子供たちだけではない。実は一緒に指導をしているコーチも育成しなければならない。なぜなら仮に自分がいなくなったとき、そのチームを指導するのは次のコーチである。自分がいなくなったときにチーム力がガクンと落ちてしまっては、本当に強いチームとはいえない。


指導者は常に自分がいなくなったときのことを考えておくべきである。それは次のコーチに対するスキルトランスファーもそうだが、子供たちにも自分がいなくなったときの振る舞いを教えておく必要がある。常に子供たちが自分で考えるクセをつけるよう指導するというのは、そのときのためでもある。


ときどきやってみて欲しいのは、他のコーチに練習や試合の指揮を任せてみることである。そうするとそのコーチにも責任感が生まれ、またトップマネジメントの大変さもわかるだろう。またその姿を客観的に見ることによって、自分の成長にもつながる。トップマネジメントの立場からはわからないことがたくさんあるのである。


もちろん最初は上手くいかないだろう。しかしそれは我慢をしなければならない。それはスキルの問題というよりは慣れの問題だからである。普段自分がやっていることをいきなりやらせて上手くいくはずがない。子供たちの育成同様、そこは我慢が必要なところである。


しかし忘れてはならないのは、全ての責任は他のコーチに指導を任せた自分にあるということである。責任までを他のコーチに渡してはいけない。あくまでも他のコーチがのびのびと指導が出来るよう取り計らわなければならない。最終的な決断は全て自分にあり、それに付随して責任も自分にある。そしてそれこそが自分をさらに成長させるのである。

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Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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