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『サッカークリニック2012年12月号』


『サッカークリニック2012年12月号』を読んだ。今回のテーマは「スペインの育成メソッドを解読せよ!」である。近年バルセロナやスペインサッカーの台頭もあり、スペインの育成というものが注目され始めている。特に日本人と体格が似ていて、それでも世界の頂点に立てるということで、育成年代の指導者が目を付けるのは当たり前なのかもしれない。しかしスペインの育成をそのまま真似してしまうのではなく、それをいかに日本人に合わせるか、自分のチームに合わせるかということが大事である。以下内容を引用する。


・子供たちがゴールの歓喜を見せることがないので、私がクリニックやキャンプを行うときには、「とにかくゴールを入れたら必ず喜ぼう」と設定する必要があります

・例えばFCバルセロナのU-12であれば、テクニック練習などはほとんど行いません。それがすべてできて当たり前の子供たちが集まってきているので、そこでテクニックなどをやる必要はないのです

・スペインでは「毎週しっかりと練習をしていれば試合でも勝てるようになる。負けるのは練習に問題があるからだ」と周囲の人は考える

・選手にインパクトを与えて、一瞬で変えることができるのが、いい指導者なのだ

・私はいつも3つのキーワード(「What」「Why」「How」)に沿って、メモを取りながらゲームを観るようにしています。〔中略〕かつての私はメモを取らず、記憶に頼っていました。「あれもこれも」と気になり、選手に言いたいこと、言わなくてはいけないことの整理ができていない状態で、ハーフタイムを迎えることがありました。〔中略〕そうした反省を踏まえ、今は、常に自分の記したメモを見ながら、誰に対して、どのように情報を伝えれば効果的か、できるだけ冷静に考えてから話をするようにしています


近年のサッカークリニックを読んでいても、「育成年代から戦術指導を行う」「テクニックは戦術指導と同時に鍛える」「ドリル練習はやらない」というような海外指導者の指導者が多い気がする。しかしここに書かれているように、その子供たちがバルセロナのU-12なのであればそれでよいのかもしれない。

しかし我々町クラブの育成指導者が子供たちに指導する際には、テクニック練習は必須になってくる。というのも、よくフロンターレ監督の風間氏が主張するように、ボールを自由自在に操れなければサッカーは面白くないからである。自分がボールを取られないという自信があるからこそ、子供たちはボールをもらいに動き、その動きによってスペースが生まれる。決してその逆ではない。

子供たちを見ていると、なかなかボールをもらうための動きをしないことがよくある。我々指導者からしてみると、「なんでボールもらいに動かないんだ?」「ボールをもらう気持ちがあるのか?」と思ってしまうが、その原因を正しく把握する必要がある。簡単に言うと、その子供はボールをもらいたいのではなく、ボールをもらうと相手にとられてしまうので本当はボールをもらいたくないのではないか、という可能性も考える必要があるのである。

そういう意味も含めて、近年の指導方針に逆らう部分もあるのかもしれないが、ある程度の時期まではテクニック練習は必須になってくる。目安としては子供たちが「ボールをもらっても相手に簡単には取られない」と自信がつくぐらいまでだろう。このような意味でも、スペインの育成をそのまま真似するのではなく、自分のチームに合った練習メニューを作成する必要がある。
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テーマ : サッカー
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Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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