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毎試合、ベストだと思う選手を出場させた結果、全員が出てしまったということです。

「毎試合、ベストだと思う選手を出場させた結果、全員が出てしまったということです。フレッシュな選手を出したほうがパフォーマンスは高いわけですし、中1日で試合をするという非日常の大会で質を下げずに良いゲームをして結果を残すには総合力=23人全員で戦うしかない。逆にいうと、日本全体のレベルはそれだけ上がってきているということです。フィールドプレーヤーで94ジャパンのときは全試合に先発した選手が1人いましたが、96ジャパンではゼロ。スタメンで出ていない選手もゼロです。結局は、誰を使っても全体のレベルは変わりません。そのベースアップが出来ているのは日本の強み。全員を出したからこそ、結果が出たということなのです。育成年代なので、そういうやり方のほうが良いと思いますし、各チームや選手への働き掛けなど、日本サッカーを取り巻く環境が勝因だと思っています」吉武博文(U16-日本代表監督)(Technical news Val52)

これは先日AFC U16選手権イラン2012のグループステージ3戦で、GK1人を除く全員が出場した流れについて、監督の吉武氏がコメントした内容である。結局Uー16はアジアで準優勝という結果を残した。その要因がこのコメントの内容にあるのかどうかはわからないが、育成年代の指導者にとっては興味深い内容だろう。

単純に考えてこのような選択を下せる指導者はサッカー界、いやスポーツ界にどれだけいるだろうか。一般的にスポーツチームというものはレギュラーとサブに分かれてしまうことが多い。スタメンで出場できる人数には制限があるため、これは仕方がないことだろう。しかしこのU-16日本代表はそういうわけ方ではなく、全員がスタメンで全員がサブであった。

たとえ育成年代の試合といえどもこれは国際試合であり、結果が求められる試合である。その中でGKを除く全員を試合に出し、そして準優勝を果たしたというのは素晴らしい業績である。指導者の方は理解できると思うが、この決断はかなりの勇気がいる。もちろん中1日という強行日程というのもあるが、それでもある程度メンバーが固まってしまうのが通常だろう。

実はこのようなメンバー選考をしているチームがもう1チームある。それがプレミアリーグの名門マンチェスターUである。マンチェスターUの監督サー・アレックス・ファーガソンは選手をターンオーバー制で使うことで有名である。しかも聞いた話によると2試合連続で同じスタメンで戦ったことはないとの事である。リーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグなどこちらも強硬日程というのもあるが、これもなかなか出来ることではない。

メディアでは香川がスタメンになれるのか、また2試合続けてスタメンなどといった議論があるが、これはあまり意味はない。なぜならファーガソンは調子が良くても悪くてもターンオーバー制を基本としているからである。もちろん1試合ごとに見ればスタメン、サブは分かれているが、長いリーグ戦で見ると、マンチェスターUのメンバーは全員がスタメンで全員がサブなのである。

私が考えるに育成年代の指導者はこの状態を理想とするべきだろう。もちろん目の前の勝負にこだわる必要があるのは理解できる。しかしいつも同じメンバーがスタメンで出ていて、流動性のないチームになると、チーム内での競争意識もなくなってしまう。短期的には結果が出るかもしれないが、長期的に見ると途中で息切れする。これはリーグ終盤に強いマンチェスターUの結果を見ればわかる。

そのためにはメンバー一人ひとりの実力を上げる必要がある。特に個人技術、個人戦術の部分を高めていかなければ、全員出られるけど弱いチームになってしまう(これは社会主義の衰退と同じイメージである)。いかに個人のレベルを上げられるか、いかに競争意識を持たせることができるか、これは育成年代の指導者に求められる部分だろう。

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Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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