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言葉の暴力も体罰の一つである


ニュースで体罰問題が報じられてしばらくたつ。いろいろな立場から体罰についての意見が述べられており、最近ではサッカー日本代表監督ザッケローニもインタビューされていた。もちろん誰もが体罰は悪いものだとは思っているが、どこからが体罰なのかというのが人によって違うのだろう。その人によって体罰についての考え方が違う。

今回の問題はオリンピックで絶対に勝たなければならないというプレッシャーが背景にあったらしい。もちろん真偽はわからないが、そのプレッシャーから体罰に至るというのは分からなくもない。国内全体からの期待を受け、しかも結果を求められている監督が受けるプレッシャーは想像を超える。だからといって選手に手を挙げてよいというわけではないのだが。

私も一指導者としてこのような問題については真剣に考えなければならない。今回は柔道界で体罰問題が起こったが、サッカー界においてもこのような問題がないとも限らない。また、体罰にもいろいろあるだろう。実際に手を上げるのを体罰だと思う人もいれば、言葉の暴力を体罰だと思う人もいる。セクハラと同じように被害者が体罰だと思えばそれは体罰になるのである。

おそらく多くの指導者は「自分は体罰などしていない」というだろう。そしてそれは往々にして事実だと思う。私自身が小学生年代を教えているというのもあるかもしれないが、実際に体罰で手を上げる指導者は他チーム含めて見たことがない。

しかし私は手を上げることのみが体罰にあたるのではないと思っている。というのは、言葉の暴力というものも体罰にあたると考えるからである。正直言ってサッカー界にもまだこのような問題は残っている。子供たちに対して厳しい言葉を発する指導者はまだまだたくさんいる。もちろんそれが効果的な場合もあるし、教育的な面で必要な場合もある。しかしそれがエスカレーションしすぎるとそれは体罰にあたる。

小学生年代のサッカーとはいえ、指導者は結果を求められる部分もある。もちろんサッカーは勝敗を争うゲームなので、勝ちを目指すことは当たり前である。子供たちも勝ちたいと思っているし、指導者も勝ちたいと思っている。もっと言えば子供たちの親も勝ちたいと思っているのである。しかし勝ちを目指すがあまり、子供たちがサッカーをやる本来の目的を大人が忘れてしまう。

子供たちは楽しむためにサッカーをしたいと思っている。これは子供だけではないと思うが、楽しくないことをやるために時間を投資する意味は全くない。サッカーが楽しいからこそ練習をし、練習をするからこそサッカーがうまくなる。サッカーがうまくなるからますますサッカーが楽しくなる。子供たちはこのサイクルを求めているのである。しかし言葉の暴力はこのサイクルを簡単に破壊してしまう。

指導者が意識しなければならないのは、いくら結果を求められていようが、いくら自分にプレッシャーがかかっていようが、それを選手に向けてはいけないということである。全ての責任は指導者にあり、選手には責任はない。そのようなスタンスで指導を行わなければならない。いくら親からプレッシャーがかかっていようが、他のコーチから結果を求められていようが、それを自分の中で留めるのが指導者としての責任である。それを選手に向けてしまったのが今回の柔道の問題である。

今回の体罰問題は私含めていろいろな指導者に影響を与えただろう。やはり一番大事なのは子供たちが楽しくサッカーができる環境を指導者が用意すること、それだけは忘れてはならないのだと思う。

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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

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No title

私も言葉の罰も与えてはいけないと思います。
ちょっと叩くよりも、本人を傷つけていることもありますし。
イライラするとつい強く言ってしまうので反省です。

また、怒鳴るだけじゃなくて、(本人にとっては、)理由もなく試合にださないとか
言葉を発せない罰もあります。
やさしい口調でも、集中しないときに「もう帰っていいよ。」というのも傷つけるかと。

どこまでどうとか難しいし、人によって受け取り方や反応が違うし、
子供を成長さようとするどんな指導者でも「自分には関係ない」ってことはないような。
Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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