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横浜F・マリノス好調の理由‐中村俊輔はACミランのピルロである


横浜F・マリノスが好調である。昨日の試合(VSサンフレッチェ広島戦)も3-1で勝利し、開幕からの連勝を5に伸ばした。正直言って開幕前はここまで上がってくると思わなかったが、昨シーズンからの樋口監督の戦術がうまく浸透しているようである。先日のF東京戦を観戦したが、特にディフェンスについては規律が整っていて、全員で守備をする姿が見られた。

特に巷で話題になっているのがベテランの力である。平均年齢が30歳を超えるチームがここまで首位争いをするのは珍しい。中村俊輔、中澤、マルキーニョス、ドゥトラ、富澤などベテランの力がここまでの勝負強さを発揮している。特に中村俊輔、マルキーニョスなどは全盛期に近い動きをしている。

中村俊輔については今シーズン4-2-3-1のトップ下になったことで守備の負担が軽減されている。昨シーズンはサイドハーフに置かれることが多かったので、守備をする時間が長かったが、今シーズンはそこまで守備のことを考える必要がない。しかもセンターハーフは富澤、中町と運動量が多く守備に長けた選手が置かれているので、中村俊輔は攻撃に専念できる(といっても中村俊輔もある程度しっかりと守備はしている)。

これは一時期のACミランのピルロ状態である。アンチェロッティ時代のACミランは4-3-2-1のシステムで全盛期を築いた。ピルロは3の真ん中で、両サイドにはガットゥーゾ、セードルフなど運動量の多い選手をおいていた。ピルロに守備を求めるのはナンセンスなので、正直最初は3の真ん中にピルロを置くのは厳しいと思ったが、両サイドの二人がピルロの分を動くことによってそれをカバーしていた。

ピルロはもともとトップ下の選手である。しかし守備の厳しいセリエAにおいて、フィジカルの強くないピルロがトップ下で活躍するのは難しかった。よってアンチェロッティはピルロを1段下のボランチに置くことによって、相手のプレッシャーがかかりにくいポジションにおいた。プレッシャーがない状態でのピルロはまさに水を得た魚である。ショーロパス、ロングパスを組み合わせて、ゲームを作るのがピルロの役目となった。

現在のF・マリノスはまさにこのような状態である。中村俊輔はゲームの途中でしばしばボランチの位置まで下がってきてボールを受ける。これはまさにピルロがボールを受ける位置である。そして一度ボールを触ったあと前線まで駆け上がっていく。中村俊輔が下がったスペースにはサイドハーフやボランチが驚異的な運動量でカバーする。そして最後には驚異的な決定力を誇るマルキーニョスがいる。これがマリノスの攻撃パターンである。

正直いって現在のマリノスの攻撃は中村俊輔頼みである。しかしその中村俊輔を他のチームはなかなか止めることができない。ボランチの位置まで下がった中村俊輔をボランチが追っていくと、バイタルエリアが空いてしまう。逆に追っていかないと中村俊輔にゲームを作られる。まさにジレンマ状態である。

マリノスのディフェンスは中澤、栗原がセンターバックなので先制点を取れば守りきれる自信がある。セットプレー(これも中村俊輔の十八番である)でも何でも良いので先制点を取れれば、マリノスの勝利する確率はかなり高まる。そして後半途中からは斎藤学が出てきて、カウンターから1点を取ることもできる。まさに先制点を取ることができれば、マリノスのシナリオ通りになる。

私が観戦したF東京戦はF東京が先制点を取ったため、正直マリノスがひっくり返すのは厳しいと感じた。特に前半に関してはF東京のパスワークに押されている感があり(たださすがに最後のところはやらせていなかった)、後半逆転するとは思わなかった。だが、後半の途中まで1失点のまま進めることができ、中村俊輔のFKで同点に追いついてからは本来のマリノスの力を発揮していた。

懸念点は夏場の運動量低下と主力選手のケガだろう。特に中村俊輔が出られない状態になると、マリノスの攻撃パターンはほぼ消滅する。もしくはマルキーニョス、中澤などが欠けても同様にいまの勝ちパターンを維持するのは難しくなるだろう。暑くなってきて披露がピークに達してきた時に、どこまで現在の戦力を維持できるか、それが今シーズンマリノスが優勝できるかどうかに関わる。もちろんベテラン選手にとってはこんなこと釈迦に説法だと思うので、これからが楽しみである。
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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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