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オズワルド・オリヴェイラ自伝




鹿島アントラーズが昨年J リーグ3連覇したのは記憶に新しいだろう。なぜこんなにもアントラーズは強いのか?と思った人も多いと思う。それはこのオズワルド・オリヴェイラの力によるといっても過言ではない。


オリヴェイラはもともとプロのサッカー選手ではない。体育大学からフィジカルコーチになり、そしてアシスタントコーチを経て監督になった。最近では靴屋から監督になったアリゴ・サッキ、通訳から監督になったジョゼ・モウリーニョなど必ずしもプロサッカー選手が監督をやっているわけではない。しかしかなりの少数派である。そしてこのオリヴェイラもサッキやモウリーニョと同類である。


オリヴェイラがこの本の中で常に言っていることは「他者を尊重すること」である。オリヴェイラは顔が少し怖いので性格もそのような感じを想像してしまうが、実はまったく逆である。むしろスタッフや選手の話をよく聞いてくれる柔軟な性格をもった監督らしい。おそらくこれは昔フィジカルコーチをしていたからこそできることなんだろう。


またこの本には次のようなことが書かれている。


「上司の考えを無視して、「自分はこう思う」と意見だけをアピールしても受け入れてはもらえません。それだけではなく、組織内が混乱することにもなりかねません。質の高い仕事をし、自分の評価を上げるためにも、上司の意向を尊重する必要があるのです」(『オズワルド・オリヴェイラ自伝』p48)


これは現在言われているようなこととは全く逆である。「日本人は意見がはっきりと言えない」という批判がよくあるが、オリヴェイラはそれを悪いことだとは思っていない。それは他者の意見をしっかりと受け入れることができるからこそできると逆に称賛しているのである。


これらの話を聞く限り、オリヴェイラが日本の監督にふさわしいことがなんとなく想像つくだろう。おそらくブラジル人らしいメンタルの強さ、勝負へのこだわりと、日本人らしい周りとの調和のうまさを兼ね備えた監督だと思う。


またこの本の中に素晴らしい言葉を見つけた。


「私は哲学を持たない。もった瞬間にその哲学に縛られてしまうから」


確かにそうである。自分の哲学を確固たるものにしてしまうとそこで思考は停止する。あえて哲学を持っていないほうが柔軟な発想ができ、他者の意見にも耳を傾けることができる。


この本を読んでからアントラーズの試合が見たくなった。はたして4連覇はできるのだろうか?



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テーマ : サッカー
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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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