スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

攻撃の問題は守備にあり、守備の問題は攻撃にある

多くの人は点数をたくさん取られたのは守備に問題があったと思っている。逆に点数がなかなか取れないときには、攻撃に問題があったと思っている。もちろんこれは間違いではないが、必ずしもそうでない場合もある。バルセロナのグアルディオラ監督は次のように言っている。


「攻撃と守備は切り離して考えられない。いいディフェンスを揃えたからといっていい守備ができるわけではなく、いいフォワードを揃えたからといっていい攻撃ができるわけでもない。いい攻撃をするからいい守備ができ、いい守備をするからいい攻撃ができる」(『テクニックはあるが「サッカー」が下手な日本人』(P184))


例えばバルセロナは比較的高い位置からプレッシングをかけることで有名である。特に前線の3トップは、相手のセンターバック、サイドバックに対してしっかりとしたプレッシングをかける。これが一番うまくいったのは一昨年のチャンピオンズリーグ決勝マンチェスターユナイテッド戦だと思う。


しかし岡田監督率いる日本代表がこのような前線からのプレスをかけたときには全く機能しなかった。ただただ体力だけを消耗し、親善試合のオランダ戦ではスタミナ切れから後半に3点取られた。この戦術をあきらめた岡田監督がワールドカップでディフェンシブな戦いをして、結果を出したのは記憶に新しいはずである。


ではこのバルセロナと日本代表の違いはいったい何なのだろうか?理由は2つある。


1.ポゼッション率
2.ボールを取られた時の選手のポジショニング


まずバルセロナと日本代表での一番の違いはポゼッション率である。バルセロナの場合はほとんどの試合でポゼッション率が60%近くになる。ポゼッションをしている間はもちろん人も動くが、一番動くのはボールである。またモウリーニョが言うようにポゼッションをしながら休むこともできる。そして前線からプレッシングをする時間も短くて済む。よってポゼッション率が高いチームはなかなか体力が減らない。それに対してポゼッション率がそこまで高いとは言えない日本代表は、前線からのプレッシングをかける時間が多く、体力を減らしてしまうのである。


またポゼッション時にボールを取られた時の選手のポジショニングも大事である。バルセロナの場合は密集地帯を細かいパスでつないでいくため、ボールを取られた時にも味方が周りに多くいる。よってすぐに数人でプレッシングをかけることができる。しかし日本代表は密集地帯を細かいパスで抜けるチームではないため、多少選手間の距離がある。そうするとボールを取られた時に周りに味方が少なく、プレッシングをかけようとすると長い距離を走らなければならない。


このようにプレッシングという守備の問題に関しても、実は攻撃パターンが大きく関わっている。単純に日本代表のプレッシング(守備)が悪いのではなく、日本代表の攻撃パターンが前線からのプレッシングという守備パターンとあっていなかったのである。これはまさしくグアルディオラが言っているような、「攻撃と守備は切り離して考えられない」という例ではないだろうか。

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

Kengo Yoshida

バナーを作成
プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
kengoyoshidaのバインダー
kengo yoshida - Japan | LinkedIn

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。