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「バルサ学校の教え」

先日の日経新聞夕刊に「バルサ学校の教え」という記事が載っていた。以下引用する。


「リーガ・エスパニョーラ(スペインリーグ)のバルセロナでプレーしたことのあるMFフレブ(バーミンガム)が昨季、身を寄せたシュツットガルトでチームメートにこんな話を聞かせた。「バルサが欧州チャンピオンズリーグで優勝したとき、ドイツ車が選手にふるまわれることになったんだ。モデルを自由に選べると聞き、僕は最高級のタイプをお願いした。そしたら同僚のシャビがとがめるんだよ。もっと小さな車でいいじゃないか、タダでもらえるのだから欲張ってはいけないよって」ぜいたくに慣れたフレブも、やがて悟った。バルサ生え抜きの選手は「謙虚」なのだ、と。この言葉がこれほど当てはまるクラブは、ほかにはあるまい。バルサとは、なにより選手の考え方を鍛えるクラブなのである」


私はバルセロナについてはかなり多くの文献を読んでいると思うが、まさにこれはバルセロナの下部組織(カンテラ)の考え方が反映されている。バルセロナはほかのチームと異なり、カンテラ上がりの選手が多くいる。しかもチームの中心を担うのはそのカンテラ上がりの選手たちなのである。シャビ、イニエスタ、バルデス、プジョル、メッシ、ペドロ、ブスケツ、ピケなどは全てカンテラ上がりである。そしてなんといっても監督のグアルディオラがカンテラ上がりである。


ちなみに今年のバルセロナは選手登録の人数が他チームよりも少ない。なぜならケガをして選手が足りなくなればカンテラから引き上げればよいと思っているからである。これはコストパフォーマンス的にもかなり効果がある。


カンテラ上がりの選手たちはバルセロナのためにプレーをする。なぜならそのような教育をカンテラ時代に受けているからである。この記事に書かれているように「謙虚さ」、「サッカーに対する真面目さ」、「バルセロナに対する愛」、「美しいプレーを目指すこと」などが全てインストールされている。また子供のころからTVのインタビューなどを受けているので、メディア対応なども非凡なものを持っている。


実はこのやり方は企業も同じだったりする。キーエンスやサイバーエージェントなどは新卒の人しか採用しないらしい。なぜならその方が企業のカルチャーに染めやすいからである。若い20代のころから会社に対する愛をインストールしておけば、会社に対する忠誠心を持った社員が育つ。中途採用ではほかの企業の教育がすでにインストールされているので、そこから上書きするのは難しい。また新卒の方が払う給料が少ないというのも一つの理由である(これはバルセロナがカンテラから選手を引き上げる理論と同じ)


しかしバルセロナにも問題はある。それは他チームから移籍してきた選手がなかなか活躍してくれないことである。ロナウジーニョ、デコなどは多少活躍したが、イブラヒモビッチ、アンリなどは実力を出せずに他チームに移籍した。今年はビジャが入ったが、これも少し怪しい。やはりカンテラ育ちの選手の中に入っていくのは、文化的な意味で難しいのかもしれない。


とはいえ現在バルセロナが一番面白いサッカーをしているのは変わりがない。おそらくこの体制はグアルディオラが監督をしている間は安泰だと思う。今年はレアル・マドリードという最大のライバルに、モウリーニョという世界最高の監督が入ってきたのでこの直接対決が注目である。サッカーが好きな人にはたまらない一戦になるだろう。

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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