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オシムの戦術

『オシムの戦術』を読んだ。著者はオシムの通訳をやっていた千田善氏である。


私はオシムのトレーニングにすごく興味がある。実際にどれくらい選手を走らせているのか、選手に対するアプローチはどのように行っているのか、考えて走るというのはどういうことなのかなどいろいろ知りたいことがたくさんある。しかし今までのオシムに関する本はオシムその人についての記述が多かった。しかしこの本はオシムのトレーニングについても詳しく書いてある。


まずは気になった部分を引用する。


・「金を残して死ぬものは下。仕事を残すものは中。人を残してこそ上だ」

・「リスクを冒せ。責任は俺が取る」

・両サイドバックが同時に攻撃参加すべきでないというのは、古臭いセオリーである

・相手フォワードの人数+1で守る

・ウォーミングアップからこぼれ球の処理、紅白戦での味方ゴールまでの競り合いの場面まで、その日のトレーニングは一貫して同じテーマでつながっている

・「現役の時に一流だった監督ほど、一緒にトレーニングしたがる。〔中略〕私は選手と混じってゲームをしたことなど一度もない。では、何で勝負するのか。それはアイディアだ。監督であれば、選手よりも少なくとも1つ以上多くアイディアを持っている必要がある」

・「選手にとっての本番が試合ならば、監督にとっての本番はトレーニングなのだ」

・毎回毎回中身が違うのがオシムのトレーニング

・「走力を鍛える」といっても毎日何十本のダッシュを繰り返させたところで、選手はどこかで絶対に手を抜くだろう。そうではなくて、シュートまで持っていくために、あるいはパスを受けるためにボールを追えば、彼らは本能的に走る。ディフェンスとの競り合いになれば、それこそ全力のダッシュを繰り返す。

・練習時間は、実質的に90分の試合と同じ長さだ。ウォーミングアップやクーリングダウンを入れても2時間は超えない

・ミーティングも、他の監督に比べてかなり短い

・オシムは選手と多くの言葉を交わすタイプではなかったということ。多くは語らないが、試合前日のトレーニングの時とか、それこそゲームの直前だとかに、ほんのちょっとした短い言葉をポロっと口にする

・「適切な批判は、ミスを繰り返さないために絶対に必要なものだ。そのことで傷つくようでは、プロではない

・「監督は選手にとって教育者であり、心理学者であり、精神科医であるのが理想だ。誠実でなければならないが、時には、上手にウソをついて騙してやる能力も必要な場合がある」

・「日本は豊かな国だ。にもかかわらず、経済的な安定を求めるのではなく、リスクを冒してプロのサッカー選手になろうという人間がたくさんいる。これは非常に貴重なことだ」



私が驚いたのはオシムのトレーニングは時間的にもっと長いと思っていたことだ。ジェフで教えていた時には3時間ぐらいトレーニングがあり、2部練習も当たり前だったとのことだが、日本代表の時には違ったらしい。おそらく選手の実力やコンディションに応じて変化させていたのだろう。


またオシムは「考えて走れ」ということを常に言う監督だが、やはりトレーニングもそれに沿ったものが多い。オシムはボールなしでのフィジカルトレーニングは絶対に行わない。その代わりボールを使って選手を走らせる方法を常に考えている。また単純にボールを追って走るだけではなく、選手一人ひとりが考えて走れるようなトレーニングを設定することも意識していたようである。


しかし驚くのはオシムのトレーニングは毎日絶対に違うということである。どれだけトレーニングのレパートリーがあるのか分からないが、これは見習いたいと思う。

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テーマ : サッカー
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Kengo Yoshida

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プロフィール

吉田憲吾

Author:吉田憲吾
2006年より坂本SCで小学生にサッカーを教えている。日本サッカー協会公認指導者ライセンスC級(サッカー、フットサル)取得。2010年より日本ヒューレット・パッカード(HP)株式会社でStorage Salesを担当。TOEIC850点。

主なブログ:
営業マンの、営業マンによる、営業マンのためのブログ
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kengo yoshida - Japan | LinkedIn

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